中央アジアに位置する「ウズベキスタン」
ウズベキスタンは、シルクロードのオアシス都市として栄えました。ティムール王国の時代に学問の要所として栄えたサマルカンドは「文化の交差路」と呼ばれ、青く美しい建造物群は世界遺産にも登録されています。他にも交易の中継地として栄えた「イチャン・カラ」や多様な気候が見られる「西天山」など、国内には7つの世界遺産が存在します。
そんな魅力いっぱいのウズベキスタンへ一度は訪れてみたいと思いませんか?
ウズベキスタンの気候
ウズベキスタンは、夏は暑く冬は寒い、典型的な大陸性気候です。
降水量は年間100~200㎜と少なく、特に夏はほとんど雨が降りません。
ここからは具体的に季節ごとの気候を見ていきましょう。
春
ウズベキスタンにおける観光のベストシーズンの一つは春です。
特に5月以降は平均気温も15℃以上になり、降水量も減少していくので、比較的過ごしやすい気候であるといえるのではないでしょうか。
3~4月には各地で美しいアンズの花を見ることができるのも魅力の一つといえるでしょう。
一日の寒暖差が大きくなることも多いので、上着を持って行くと便利でしょう。
夏
7月初旬から「チッラ」と呼ばれる非常に暑い季節が始まり、場所によっては40℃を超えることもあります。はじめにもお伝えした通り雨がほとんど降らなくなるため、暑さ対策や日焼け対策は必須です。持ち物には雨傘ではなく日傘を入れておくことをおすすめします。
8月頃からは、日陰に入れば過ごしやすいくらいに暑さは落ち着きます。
秋
9月ごろになると、春と同じように平均気温も20℃ほどになり、過ごしやすい季節になります。
10月以降は少ないとはいえ降水量も増加するため、雨具の準備をしておくと安心です。
11月以降は寒い日が多くなります。厚めの上着など、防寒具を用意しておくと便利でしょう。
冬
冬の平均気温は0~5℃ほどで、降水量は増える傾向にあります。12月中旬~2月には雪が降ることもあります。
ウズベキスタンでは過去に-40℃を記録したこともあるため、マフラーや手袋、帽子やカイロなど、防寒対策をしっかりしておくことをおすすめします。
必要な持ち物
必需品
パスポート
パスポートはウズベキスタンに限らず、どの国に行く際にも必要になります。
日本国籍保持者は、30日以内の滞在であればビザは不要です。
またウズベキスタン滞在日数+3か月以上のパスポートの期限が必要になります。有効期限がギリギリになっていないか、出国の1か月前までに確認しておけると安心です。
現金・クレジットカード
高級ホテルやレストランなど、一部カードが利用できる場所もありますが、現金が主流だと考えてよいでしょう。カードはVISAがあると便利です。
ウズベキスタンの通貨は「スム(ソム)」と言います。
空港のATMやウズベキスタン国立銀行(NBU)では日本円からスムに両替することもできますが、その数は限られ、レートもあまり良くないのが現状です。
現地で両替をする際には、米ドルからスムに両替するようにしましょう。ですから、まず米ドルを用意するのを忘れないようにしてください。
航空券
最近は電子チケットを発行する航空会社も増えてきましたが、紙チケットを利用する際には特に気を付けなければなりません。
なくした!なんてことのないように、搭乗前に必ず確認するようにしましょう。
ポケットWi-Fi・SIMカード
海外で国内と同じようにスマートフォンを使うと莫大な通信料が発生します。
マップや検索機能、翻訳機能などを快適に使うためにもポケットWi-Fiは必須といえるでしょう。
日本の空港内にも貸し出しを行っているカウンターがありますので、出国前に確認しておくのをおすすめします。
特に長期の滞在の際には、ポケットWi-FiではなくSIMカードを購入するのも一つの手です。ウズベキスタンのタシケント国際空港では、ウズベキスタンで一般的なbeelineやUMSなどのSIMカードを購入できます。注意しなければならないのが、SIMカードを使用する予定がある場合、日本にいる間にSIMロックを解除しておく必要があることです(SIMフリー端末を除く)。また日本で使用しているSIMカードをなくさないように、保存用のケースなどを用意しておけると便利です。
変圧プラグ・アダプター
電圧が220V~240Vと高いため、日本の電化製品を使用する際は変圧器を用いる必要があります。
またプラグの形もCタイプで異なるため、アダプターも必須です。
忘れがちなアメニティ類
常備薬
慣れない海外旅行中には体調を崩すことも多いでしょう。しかも慣れない言語下で薬を購入するのは至難の業であるといえます。
総合風邪薬や胃腸薬などを常服薬に加えて準備しておくことをおすすめします。
シャンプー・トリートメント・洗顔料・ボディーソープ・スキンケア用品
海外では水質の違いなどで肌が荒れてしまうことがよくあります。滞在する場所によってはこういったアメニティがないということも。
滞在先のアメニティ情報を確認しつつ、自分に合ったものを持って行くと安心でしょう。
日焼け対策用品 (夏)
7月の「チッラ」の間だけでなく、8月以降も降水量が少なく暑い季節は続きます。
日焼け止めクリームだけではなく、日傘や帽子、サングラスなどを用意しておけるとよいでしょう。荷物に余裕がある場合には、保冷機能の付いた水筒を持って行くのもいいかもしれません。
防寒対策 (冬)
先程もお伝えした通り、ウズベキスタンは雪が降ることもあるほど、冬は厳しい寒さに見舞われます。
カイロやマフラー、帽子や手袋などを持って行くことをおすすめします。
冬だけでなく、春や秋にウズベキスタンを訪れる場合にも、寒暖差に備えて脱ぎ着のしやすい服を一枚持っておけると安心です。
ウズベキスタンの習慣
イスラム教が信仰されているウズベキスタンではどのような習慣があるのでしょうか。
今回は観光でも触れることが多い言語・宗教・食事・チップについて具体的に見ていきたいと思います。
言語
公用語はウズベク語ですが、ロシア語も通用します。また、サマルカンドやブハラではタジク語も通用します。
翻訳アプリがあると便利かもしれませんね。
宗教
イスラム教・ロシア正教を信仰する人が多いです。
夏は暑くなりますが、宗教上露出の高すぎる服は控えておくとよいでしょう。ウズベキスタンでは宗教施設が観光地になっている場合も多くあります。モスクを訪れる際などには特に気を付けるようにしてください。
食事
水
水道水は飲めません。ミネラルウォーターを購入するようにしましょう。
食べもの
ウズベキスタン料理やロシア料理が一般的に食べられています。
ウズベキスタンでは「ごちそうさま」の際に両手で顔を洗うようなしぐさをするのが一般的です。ぜひ現地で実際に試してみてください。
チップ
必ずではないですが、観光地での撮影代、お手洗いにチップがかかることがあります。
観光客の多いホテルに滞在する場合は枕元にチップを置いておくとよいでしょう。
Ooohおすすめのプライベートツアー
Ooohがこれまでに提供したウズベキスタンのおすすめのプライベートプランをご紹介します。
ウズベキスタンで素敵な思い出を作ろう!
いかがでしたでしょうか。
今回は「【季節別】ウズベキスタン旅行前に準備したい持ち物・服装・習慣」をご紹介しました。
季節ごとに様々な顔を見せるウズベキスタン。どの季節に行ってもきっとそれぞれ違った魅力が見えてくるでしょう。今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ旅程をたててみてはいかがでしょうか。
Ooohでは、現地の旅のプロがお客様のニーズを汲み取って、最適な旅行計画を提案いたします。
また、通常のツアーでは手配しづらい専用車での旅行計画にも最適です。
ぜひお気軽にご相談ください。
チャットでウズベキスタン旅行の相談が無料でできるOooh