世界一幸せな国「フィンランド」。オーロラをはじめとした大自然を味わえるのが魅力のフィンランド。それだけでなく、日本でも人気のムーミンや子どもたちに夢を与えるサンタクロースの生まれ故郷も実はこのフィンランドなのです!
しかし、北欧に位置する国と聞くと物価が高いのではと思う方も多いはず。そこで今回は観光日数、お金の用意、物価について詳しくご紹介します。この記事を参考にフィンランドへの旅行計画を立ててみてはいかがでしょうか。
フィンランド滞在日数の目安
まず飛行機の所要時間を確認しておきましょう。※直行便の場合
日本・羽田発:約13時間
フィンランド・ヘルシンキ発:約13時間30分
また、日本とフィンランドでは時差が-7時間(サマータイム中は-6時間)あります。
ですから、基本的に機内泊になるという点に注意する必要があります。
これらを踏まえて、フィンランドへの旅程は5泊7日程度をおすすめします。
もちろんオーロラをはじめとして季節限定のアクティビティも多くありますので、訪れる時期などによってはもう少し長く滞在する方が楽しめる場合もあるでしょう。観光スポット間の移動時間も考慮する必要があります。
この記事の最後の項目でおすすめの観光スポットとそれぞれの滞在目安日数をいくつか紹介していますので、是非参考にしてみてください。
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フィンランドの物価と必要なお金
物価
フィンランドは物価が高い国というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。このイメージが定着した理由には主に税金が高いことがあげられます。
観光で訪れる際に気になるのがその国の消費税ですが、フィンランドの基本税率は24%と日本に比べて非常に高くなっています。しかし食料品・レストランでは14%、書籍・医薬品・交通機関・宿泊などは10%と、軽減税率が適応されています。観光客が多く利用するレストランや交通機関、宿泊施設などが軽減税率の対象になっているのは嬉しいですね。
また日本とは異なり、基本的に表示価格に税が含まれているため、お会計の時に想像以上の金額になってビックリ!なんてこともあまり起きないでしょう。
フィンランドはEU加盟国の一つで、貨幣はユーロが使用されています。
レートはおおよそ以下のようになっています。
1ユーロ=164.58円 (2024年5月4日現在)
物価の目安:ミネラルウォーター(500ml) 2~3ユーロ=約330~500円
必要なお金
ここからは、実際にフィンランド旅行の際に必要な費用はどの程度なのか、航空券・ホテル・食事・交通機関の4つに分けてご紹介します。
航空券
東京からヘルシンキまでは乗り継ぎ便・直行便のどちらも就航しています。
主な乗り継ぎ先にはトルコ・イスタンブールやタイ・バンコク、イギリス・ロンドンなどがあげられます。詳しくは航空会社のホームページ等をご覧ください。
今回は東京・ヘルシンキ間の往復航空券費用を乗り継ぎ・直行別でご紹介します。
乗り継ぎ 20万円~
直行 27万円~
乗り継ぎの方が多少安い場合もありますが、直行便もそれほど価格は変わらないので、どちらを選んでもよいでしょう。今回ご紹介しているのはあくまでも目安ですので、ご利用の際は必ず航空会社のホームページなどから確認をしてくださいね。
ホテル
ヘルシンキのホテルの場合、1部屋大人2名出の利用で15,000円~/泊が一般的です。
ホテルのランクや物価の変動によりホテルの価格も変わりますので、こちらも旅程を立てる際には必ず時価を調べるようにしてくださいね。
またヘルシンキ以外の都市(ムーミン博物館のあるタンペレやオーロラ鑑賞地サーリセルカなど)の宿泊施設は数が限られているため、早めに予約しておくことをおすすめします。
食事
一日にかかる食費はおよそ15,000円程です。レストランや食料品は軽減税率対象であるとはいえ、長期滞在の際には食費もかさみますよね。そこでおすすめしたいのが、地元のスーパーに立ち寄ることです。フィンランドの食生活を身近に感じられるよい機会になること間違いなしです!
次に、それぞれの食事代の目安をご紹介します。
朝食 1,000円~1,500円
昼食 2,000円~3,000円
夕食 5,000円~7,000円
その他軽食 1,000円~1,500円
東京の物価とあまり変わらないかもしれませんが、旅先ではつい沢山食べたくなるもの。少し多めに予算を立てておけると安心でしょう。
交通機関
フィンランド国内で用いられている交通手段には主にバス・地下鉄・タクシーがあげられます。ヘルシンキ市内には路面電車も走っていて、交通の便は比較的よいといえるのではないでしょうか。
次にヘルシンキ市内における各交通手段の料金を具体的にご紹介します。
バス 2.80ユーロ/回 (1dayチケット 12ユーロ)
地下鉄 2.80ユーロ/回 (1dayチケット 12ユーロ)
タクシー 基本料金:5.9ユーロ/距離料金:1.5ユーロ/㎞
トラム 券売機で購入:2.2ユーロ/運転手から購入:2.7ユーロ
沢山観光地を巡りたい時には1dayチケットを買うのがお得かもしれません。
小括
フィンランド観光にかかる費用について、今回は航空券・ホテル・食事・交通機関の4つに着目してご紹介しました。
実際には他にもツアー代やお土産代、保険代などがかかります。5泊7日の場合、航空券代やホテル代含め1人あたり50万円ほどあると安心でしょう。
<おまけ>フィンランド観光おすすめスポット
では最後にフィンランド観光におけるおすすめスポットと、各スポットを訪れる際の所要日数をご紹介します!旅行プランを立てる際に是非参考にしてみてください!
オーロラ鑑賞
フィンランドでは年200日もオーロラが見られると言われるほど、オーロラで有名です。具体的には8月~4月にオーロラを見ることができます。
しかし、オーロラを見ることができる場所は「オーロラベルト」と呼ばれる高緯度地域のみに限られており、フィンランド国内だと北部のラップランド地方が有名です。
オーロラ鑑賞の可否は天候に左右されるため、余裕を持って少なくとも2~3日程度は時間を割けるとよいのではないでしょうか。
公衆サウナ
フィンランドといえばサウナを想起する人も多いのではないでしょうか?
今回はおすすめサウナを3つご紹介します。
ロウリュ(Löyly)/ヘルシンキ
木造建築が美しいサウナとして有名なロウリュには、3つの温水サウナと屋外プール、そしてフィンランド料理を味わえるレストランが併設されています。
屋外のテラスからはバルト海の美しい景色も楽しむことができる、一石何鳥にもなるスポットです。
ラヤポルティ(Rajaportin)/タンペレ
サウナの街としても知られるタンペレにある、フィンランドで最古の現存する公共サウナです。薪をくべて柔らかな蒸気を生み出す昔ながらの方法を用いているラヤポルティで、サウナの歴史に思いを馳せてみるのもよいかもしれません。カフェも併設されており、ゆっくりとした時間を楽しむのにはピッタリです。
クーラルカティオ(Kuurakaltio)/ラップランド
クーラルカティオでは、スモークサウナと呼ばれる種類のサウナを楽しむことができます。柔らかな煙をサウナ内に充満させることによって、なめらかな湯けむりを実現させています。ラップランドは高緯度地域であるため、オーロラ鑑賞と一緒に訪れるのもおすすめです。
今回ご紹介した各都市は少し離れているため、それぞれ1日を目安にサウナ巡りをしてみるのはいかがでしょうか?
サンタクロース村
サンタクロースの生まれ故郷のフィンランドでは、実際にサンタクロースに会える「サンタクロース村」という村が存在します。
サンタクロース村までは、ヘルシンキから国内線で1時間20分、列車で半日ほどかけて最寄のロヴァニエミ市内へ、そこからバスで30分程度で行くことができます。
サンタクロース村からのお手紙を届けているポストオフィスで、手紙を書いてみるのも良い思い出になるでしょう。
こちらも1日程度の滞在を目安にするのがよいでしょう。
ムーミン美術館
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フィンランドでも絶大な人気を誇るムーミン。タンペレには世界で一つしかないムーミン美術館というものが存在します。予約制のガイド付きツアーもあり、作者のトーベヤンソンへの理解を深めながら、ムーミンのかわいらしい世界観を楽しめる素敵な美術館になっています。
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ムーミン美術館以外にも、ナーンタリにある「ムーミンワールドテーマパーク」やレッパヴィルタにある「ムーミンの氷穴」など、フィンランドにはムーミンの世界を楽しめる施設が沢山あります。
ムーミンを巡るツアーを立ててみるのも楽しいかもしれませんね。
こちらは半日~1日程度の滞在を目安にするのがよいでしょう。
フィンランドで素敵な思い出を作ろう!
いかがでしたか?
今回は「【フィンランド】フィンランド旅行の観光日数や物価、現金の目安をご紹介」という内容でフィンランドをご紹介いたしました。
フィンランドには魅力に溢れる観光スポットやアクティビティが沢山あります。是非、フィンランドに訪れた際には、その大自然を満喫してきてください。
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