中央アジアに位置する「ウズベキスタン」
ウズベキスタンは、広大な国土と豊かな自然環境に満ち溢れており、世界遺産に登録されているブハラやヒヴァなどの街をはじめ、シルクロードで栄えた歴史から各都市には東西文化が交差した文化や建築物が残っています。今回は、そんなウズベキスタンについての解説記事として、現地で楽しめるアクティビティや観光スポットを紹介します。さらに、プライベートツアーについても掲載していますので、ウズベキスタンでの過ごし方を考えている方は必見です。
ウズベキスタンってどんなところ？
【基本情報】
・国名 ウズベキスタン共和国（Republic of Uzbekistan）
・首都 タシケント（Tashkent）
・人口 3440万人（2022年）
・面積 44万7400㎢
・通貨 スム（UZS）
・民族構成 ウズベク系84.4％、タジク系4.9％、カザフ系2.4％、カラカルパク系2.2％、ロシア系2.1％
・宗教 スンニ派イスラム教93％、東方正教会9％、その他3％
・時差 ウズベキスタンは日本の－4時間。（ウズベキスタンが正午の時、日本は午後4時となります。）
・言語 国語はウズベク語。ロシア語も広く使用されている。
【気候】
ウズベキスタンの気候は、典型的な大陸性気候であり、夏は45度以上になることもあるため非常に暑く、冬は気温がマイナスになり、比較的寒くなります。また、湿度は日本と比較して極端に低いため蒸し暑さはないでしょう。また、朝晩は冷え込むため昼夜の寒暖差も大きく、降水量が少なく、乾燥していることも特徴としてあげられます。ウズベキスタンのベストシーズンは3～6月にあたる春と9～10月にあたる秋と言えます。1年を通して最も過ごしやすい季節であり、観光もしやすくなります。
【ビザ】
ウズベキスタンへの入国において、日本国籍の方は30日間までの短期間滞在の場合はビザなしで入国することができます。そして、入国の際には出国時3ヵ月以上のパスポートの有効期限が必要になります。
【アクセス】
東京からタシュケントまでは、ウズベキスタン航空の直行便が運航しています。ただし、本数が少ないため注意が必要です。直行便以外の行き方として経由地で乗り換えて行く方法もあり、一般的には、韓国・ソウルを経由していきます。その場合、所要時間は合計で約9時間40分となります。
ウズベキスタンの魅力的なアクティビティと観光
〈おすすめアクティビティ〉
・パリタウ谷でハイキング体験
タシケントから日帰りで訪れることができるウガム・チャトカル自然保護区内にあるパリタウ谷周辺でハイキングを楽しむことができます。ここでは、4月はチューリップ、10月には黄葉を楽しむことができ、季節によって、変わるその姿は非常に美しいです。地元の人たちや欧米の方に人気がある場所でもあります。ハイキング開始前に、暑さ対策を忘れずにし、河原を歩くことになりますので履き慣れたトレッキングシューズを持参することをおすすめします。自然いっぱいのパリタウ谷でハイキングを楽しんでみてはいかがですか。
・ウズベキスタンの自然を感じるキャンプ体験
ウズベキスタンに訪れたらユルタキャンプを体験してみるのはどうでしょうか。ユルタキャンプは、自然に触れ、満喫することができるだけでなく、遊牧民の生活様式に触れ、日常での生活では不可能なユニークな瞬間を感じることができます。ユルタキャンプでは、ウズベキスタンの絶品家庭料理や焚火を囲んで行う伝統的な演奏会、ラクダ乗りなど遊牧民気分を味わうことができます。ウズベキスタンの自然に囲まれた中で、その土地ならではの文化に触れ、貴重な体験ができることでしょう。
〈おすすめ観光スポット〉
・ミル・アラブ・マドラサ
ミル・アラブ・マドラサは、4つの世界遺産都市のひとつブハラにあります。1536年にブハラ・ハン国の君主ウバイドゥッラー・ハンによって建てられ、ウズベキスタンの中でもとくに優れた建築物であり、非常に人気のある観光スポットの1つとなっています。その外観は、全体的に青と白でまとめられており、花などの植物が描かれた美しいファサードが特徴的です。現在も神学校として、建っており、1階には授業を行う教室や食堂などがあります。とても素晴らしい建物なので是非、見物しに訪れてみることをおすすめします。
・カラーン・ミナレット
カラーン・ミナレットは、46mの高さを誇る、ブハラで最も高い尖塔です。カラハン朝の君主アルスラン・ハンによって、1121年から6年の歳月をかけて建築されました。その外観は、ほぼ茶色一色に見えますが、14層の模様になるよう細かくレンガを積み替えていて、非常に手の込んだ造りになっています。その美しさだけにチンギス・ハンはこの塔だけは破壊しないようにと命じたとも言われているみたいです。訪れてみる価値が大いにありそうです！現在は、一般の観光客も105段の螺旋階段を歩いて塔の上まで登ることができます。最上階からはブハラの街を360度見渡すことができますので、その絶景を楽しみに登ってみてください。
・レギスタン広場
レギスタン広場は、かつてシルクロードの要衝として栄えたサマルカンドに位置しており、この地で最も有名な観光スポットとなっています。町の中心にあり、広場を囲むように3棟のマドラサが配され、ターコイズブルーと複雑な幾何学模様が織りなす壮麗なモザイク壁画や天井のドームなど非常に美しく、魅力的で見ていて飽きません。広場を囲む3つのマドラサにも是非、注目してみてください。細部まで拘ってデザインされていて手の込んだ造りとなっています。1つ注意点として、地元の人は広場への出入りは自由ですが、観光客は有料なので注意してください。
プライベートツアーのおすすめ
・ウズベキスタン周遊プライベートツアー
このツアーは、世界遺産の歴史地区をはじめとするウズベキスタンの魅力的な観光スポットを訪れることができるプライベートツアーになります。その観光箇所は、ブハラ、シャフリサブス、サマルカンド、タシュケントと豊富で、とても効率よく、ウズベキスタン旅行をきっと満喫できるはずです。初めてウズベキスタンを訪れる方にとっては、非常に有意義な時間を過ごすことができ、ウズベキスタンで訪れるべき観光地を巡ることができます。また、プライベートツアーなので、自分たちのペースで観光でき、日本語ガイドさんも同行してくれるので移動や言語の面でも安心できます。
・ウズベキスタンの自然を満喫！プライベートツアー
このツアーでは、ウズベキスタンの歴史的建造物だけでなく、大自然を満喫することができます。ウズベキスタンのリゾート地であるキムガンでは、チャルヴァク湖散策やリフトでチムガン・マウンテンの頂上まで登ることができ、そこには美しすぎる絶景が広がっています。冬には雪が降り、雪化粧した姿を見る事ができます。季節によってもまた違った景色を楽しむことができるので、是非訪れてみてください。
ウズベキスタン旅行で気をつけること
・安全面
ウズベキスタンは日本に比べると頻繁に犯罪が多発しており、ウズベキスタンだけでなく、治安の悪い国では警察組織が正しく機能していない国もたくさんあります。例えば、盗難や薬物、誘拐などがあげられますが、特にこのような犯罪は旅行者をターゲットにしたものが多いので常に注意する必要があります。対策としては、「多額の現金を持ち歩かない」「人通りの少ないところに近づかない」「話しかけられてもついていかない」などが挙げられます。また、夜の一人歩きは避けるように注意してください。当たり前ですが、昼間よりも夜間の方が犯罪の発生率は高いと言えます。このようなことに注意してウズベキスタンでの旅行を楽しむようにしましょう。
ウズベキスタンで素敵な思い出を作ろう！
いかがでしたか?
今回は「【ウズベキスタン】プライベートツアーでも楽しめるアクティビティと観光まとめ」を紹介致しました。ウズベキスタンには魅力に溢れる観光スポットやアクティビティが沢山あります。是非、ウズベキスタンに訪れた際には、その大自然を満喫してきてください。
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