ナミビアに行く前に知っておきたい基本情報

アフリカ南西部に位置する国、ナミビア。
ナミビアは、日本ではあまりなじみのない国の一つかもしれませんが、世界遺産にも登録されている「ナミブ砂漠」を中心として、非常にスケールの大きな絶景が楽しめる、魅力たっぷりの国なんです。
そんなナミビアへの旅を思う存分楽しんでいただくため、今回はナミビアに訪れる前に知っておきたい基本情報をまとめてご紹介致します。少しでも皆さまのお役に立てたら幸いです。

 

ナミビアってどんな国?

ナミビアの国旗

まずはじめに、最も基本的なナミビアという国に関する情報を紹介します。

【国名】ナミビア共和国(Republic of Namibia)
【首都】ヴィントフック(Windhoek)
【人口】約244.8万人(2018年)
【面積】約82.4万㎢(日本の約2.2倍)
【通貨】ナミビア・ドル、補助通貨はセント。
【民族構成】オバンボ族(50%)、カバンゴ族(9%)、ダマラ族(7%)、ヘレロ族(7%)、ナマ族(5%)
【宗教】キリスト教(90%)、ほか伝統宗教
【時差】日本より7時間遅れ。夏時間・冬時間の切り替えが廃止され、年間を通してサマータイム時のタイムゾーンに変更された。
【言語】公用語は英語。ほかにアフリカーンス、ドイツ語、各部族の言葉が話されている。
【出入国手続き】
①ビザ:日本国民は、観光を目的とした90日以内の滞在であればビザ不要。ただし予約済の出国用航空券が必要。また90日の滞在可能期間に関わらず、実際に滞在する期間に合わせた滞在許可を出すことが多いので、入国後の日程変更などがあった場合は十分気をつけること。
②パスポート:入国時に残存有効期間が6ヵ月以上必要。また原則として魅しようビザ欄が3頁以上必要。

 

ナミビアの気候と服装について

アフリカの地図

次にナミビアの気候と、快適に過ごせる服装、ベストシーズン、持っていくと便利なものについて紹介します。

【気候】

ナミビアは、大西洋側にナミブ砂漠、内陸部にはカラハリ砂漠があり、その間に高地部があります。乾燥気候で、12~3月には雨季がありますが、それ以外は長く厳しい乾季となっています。大西洋側は特に乾燥していて、内陸に進むにつれて若干降水量が増していきます。年間降水量は120㎜以下で、一日のなかでの気温差が非常に大きいという特色があり、日中の気温は30℃を超えますが、朝晩は10℃以下になることがあります。

【服装】

日中は半袖など日本での夏服で過ごすのがよいでしょう。しかし朝晩はかなり冷え込むため、セーターやフリースが必須。特に7~8月の冷え込みは厳しいので注意しましょう。

【持ち物】

日差しが強いので、日焼け防止の帽子やサングラスを持っていくとよいです。

【ベストシーズン】

ナミビア観光のベストシーズンは乾季の4~6月。
雨季は湿度が高くなり、未舗装の道路では交通に支障をきたす場合があるので観光には適さないといわれています。

 

ナミビアの習慣・生活について

ナミビア、ヒンバ族

ナミビアは日本と遠く離れたところに位置する国というだけあって、その生活・文化に関しても様々な違いがあります。いざ現地に降り立ってから、その違いに戸惑うことがないように事前の情報収集が大切です。以下ではナミビアでの一般的な生活について、知っておきたい知識をまとめました。

①チップ
ナミビアにはチップの習慣があります。以下では場合に応じたチップの目安を紹介するので参考にしてください。
【レストラン・バー】料金の10%程度。
【高級ホテルのポーター・メイド】N$5~10程度。
【ガイド】自分の満足度によって、ある程度の額を支払う。

②水
ナミビアでは水道水を飲んでも問題ないといわれていますが、ミネラルウォーターを飲用する方が安心です。

③電圧とプラグ
ナミビアの電圧は220V、周波数は50Hz。プラグの形状は南アフリカと同様の丸型3ピンB3Lタイプ。
B3Lタイプからドイツ型の丸型2ピンCタイプへの変換装置が貸し出されているところが多いので、Cタイププラグをお持ちいただくとよいでしょう。

④両替
日本からなるべく米ドルの小額紙幣をお持ちください。南アフリカランドも使えます。

⑤交通事情
公共交通機関はヴィントフックとスワコプムント間を走る列車のみ(週に2本)。そのほかに近距離移動用にブラックタクシーと呼ばれる乗合バスがありますが、利便性と安全性に問題があります。長距離移動には一部高速バスが通っており、レンタカーもありますが、これらはあくまで自己の責任下においての移動手段となっています。

⑥文化
ナミビアには特有の文化を持った民族が多く、各々の文化を守りながらもそれらが平和的に融合されています。また都市部では近代化が進んでいる一方で、地方には伝統的な文化が生活に根付いています。観光する際は、現地で暮らす人々の生活や文化を尊重して行動しましょう。

 

ナミビアの治安について

警告のイラスト

海外に出向くとなると、その国の治安は誰もが気になるところ。
ナミビアは政治的にも安定していて、比較的安全であるといわれていますが、日本と比べると油断はできません。以下では具体的にどのような危険があるのか、観光客が気を付けるべきなのはどのような点か、まとめてお伝えします。

①首都や観光地ではスリ・強盗に注意
ナミビアの治安は比較的良好とされるものの、首都ヴィントフックやその周辺の都市部、観光客が多く訪れるスポットでは窃盗やスリ、路上強盗やATMでの強奪などが多発しています。特に観光客が増える時期には、金品目当ての犯罪被害も増えるといわれているので注意しましょう。
またレストランやお土産物店ではクレジットカードのスキミング被害も発生しています。必ずレシートは保管して、クレジットカードの請求時に使用履歴を確認し、不正使用がないかチェックしてください。

②車上荒らしに注意
都市部などの地域では車上荒らしによる被害が多く報告されています。駐車時には窓や鍵をしっかりと閉め、カバンや携帯電話を車内に残さないようにしましょう。また信号などで停車している時にも貴重品が外から見えるように置いておくと、横から窓を割られて奪われる可能性がありますので十分注意してください。

③都市部以外の危険な地域
ナミビアには都市部以外にも治安が心配される地域があります。まず南アフリカやボツワナ、アンゴラやジンバブエ、ザンビアとの国境地域では窃盗や麻薬使用、違法銃器所持等の犯罪が発生しています。ナミビア政府当局は隣国と協力して取り締まりを強化していますが、極力近づかない方がよいでしょう。
またアンゴラとの国境付近の内陸側には地雷が埋まっている可能性があるのでこの付近にも立ち入らないようにしてください。

 

ナミビア観光スポット3選

ナミビアは大自然を満喫できる場所。赤い砂丘が延々と続く風景や、サバンナに沈む夕日。20万頭を超すオットセイの生息地やフラミンゴが舞うラグーンなど、日本では体験できない絶景を体験することができます。ここではナミビア観光の際に訪れたい、王道の観光スポットを3つ紹介します。

(1)ナミブ砂漠

デアドブレイ

約8000万年前に生まれた世界最古の砂漠と言われ、世界遺産にも登録されている観光地です。「ナミブ」はこの地に住むサン人の言葉で、「何もない」という意味です。砂漠の中にありながら霧が発生するという珍しい土地で、そのため、独特の生物が生息しています。ナミブ砂漠の中に「デットフレイ」と呼ばれる、沼地が干上がりできた場所があります。「死の沼地」という意味のこの土地には、枯れ木が延々と続くまさしく「死の砂漠」を思わせる光景が広がっています。

(2)エトーシャ国立公園

エトーシャ国立公園

巨大サファリ公園で、その広さはなんと広さは日本の四国ほどあります。アフリカゾウ、ライオン、チーター、ヒョウ、キリンなど100種類をを超す動物や340種類の鳥類が生息しています。ナミビアでも有名なサファリドライブができる場所です。自然の水場が多くあり、そこに集まる動物を観察したり、夜間、ライトアップして観察できるところもあります。

(3)カオコランド

カオコランド

ナミビア北西端のカオコランド山脈が連なる地域。ナミビアの中でも伝統的な生活を営んでいるヒンバ族の村が点在し、観光に訪れることができます。ヒンバ族は老若男女みんな上半身裸で、赤い粘土とバターを混ぜてたものを体に塗り、独特の風貌、美的感覚がとてもユニークです。

 

Ooohおすすめのプライベートツアー

Ooohがこれまでに提供したナミビアのおすすめのプライベートプランをご紹介します。

砂漠、民族、サファリ ナミビア王道8日間の旅

ナミビアに行こう!

今回は「ナミビアに行く前に知っておきたい基本情報」と題して、せっかくの旅を楽しむためにぜひとも心に留めておいていただきたい情報を厳選して紹介致しました。皆様の旅が、一生の宝物になるような素敵なものになることをお祈りしています。Ooohでは、旅のプロがあなたのニーズを汲み取って、最適な旅行計画を提案いたします。
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