南アメリカ北端に位置する国、ベネズエラ。
ベネズエラの観光地の中でも有名な、世界最大の落差を誇る滝「エンジェルフォール」など、雄大な自然景観を満喫できる国です。
また、ベネズエラ北部はカリブ海に面しているため、白い砂浜とターコイズブルーの海が美しく、高級リゾート地としても人気があります。マリンスポーツやショッピング、美味しいカリブ海料理などゆっくりとした時間を過ごすのにも最適な場所です。
このようにベネズエラは、大自然を楽しむことができる観光スポットが多く、魅力的な国です。
今回は、ベネズエラ旅行で訪れたい博物館、美術館、世界遺産、映画ロケ地を厳選してご紹介します。ぜひこの記事を参考にベネズエラ滞在を楽しんでくださいね！！
１．ベネズエラ旅行で訪れたい博物館＆美術館
（１）シモン・ボリバル生誕地（Simón Bolívar Birthplace House）
まず最初にご紹介するのは「シモン・ボリバル生誕地」です。
こちらは、17世紀の植民地時代に建てられた、シモン・ボリバルの生誕地です。シモン・ボリバルの功績を称えるために後から博物館が隣接されました。首都カラカスのボリバル広場の東1ブロックにあります。
シモン・ボリバルは、ベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビアを植民地支配から解放した、ラテンアメリカ独立運動の指導者です。博物館には当時の武器、旗、軍服、家具などが展示されています。カラカス中心部に現存する、17世紀の植民地時代の建築物は数少ないことに加え、展示物の保存状態が良いため、小さい博物館ですが、観光客からの人気を集めています。
植民地時代の衣装を着たガイドによる30分程のガイドツアーが人気で、シモン・ボリバルの生涯やこちらの地域の歴史について学ぶことができます。
〈詳細情報〉
住所：G33P+RJJ, esquinas de San Jacinto a Traposos, Caracas, Distrito Capital, Av. Universidad, Caracas, Distrito Capital, Venezuela
電話番号：+5713366410
営業時間：火〜金曜日9時00分〜17時00分、土〜日曜日10時00分〜16時00分
（２）カラカス現代美術館（Caracas Museum of Contemporary Art）
次にご紹介するのは「カラカス現代美術館」です。
こちらは、1973年に開館した、ラテンアメリカで、最も貴重とされている現代美術館です。首都カラカスの中央公園の中心部にあります。
こちらの美術館では、ベネズエラの芸術家やパブロ、ピカソ、モネなど世界的に有名な芸術家たちの作品が約5,000点展示されています。常に新しい芸術作品が展示されており、アート好きの方は必見の美術館です。
アクセスも良く、美術館周辺には広々とした公園、複合施設があるため、そちらも合わせて訪れて見てください！！
〈詳細情報〉
住所：F4X2+C56, Zona Cultural de Parque Central. Nivel Lecuna, Av. Bolívar, Caracas, Distrito Capital, Venezuela
電話番号：+582125738289
営業時間：木〜日曜日10時00分〜16時00分
HP：https://www.sartle.com/place/museo-de-arte-contemporaneo
２．ベネズエラ旅行で訪れたい世界遺産
（１）カナイマ国立公園（Canaima National Park）
最初にご紹介するのは「カナイマ国立公園」です。
ベネズエラ南東部とブラジルの国境沿いに広がるギアナ高地にある総面積約3万㎢の国立公園です。1994年に世界自然遺産に登録されており、カラカスから小型機で約2時間の場所にあります。いまだに人が踏み入っていない場所があることから「世界最後の秘境」とも言われています。
カナイマ国立公園は、ギアナ高地にあるテーブルマウンテンが特徴的な地形です。古代の地層が剥き出しになった台形状の山々が100以上あります。その中の一つである「アウヤン・テプイ（悪魔の山）」という標高2,560mのテーブルマウンテンは、世界最大の落差を誇るエンジェル・フォールがあることで有名です。エンジェル・フォールの落差は979mで、東京タワー3本分にあたります。その高さにより、落下する滝の水は途中で空に拡散するため、滝壺がありません。
迫力満点なエンジェル・フォールは、展望台から眺めるのが定番です。展望台はラトンシート島にあり、川の水量が少ないとボートが進めないため、島に近づくことができません。そのため、雨季から乾季に移り変わる7月〜9月が島に行ける可能性が高いため訪れるのにオススメです。また、滝の水量が多く、より迫力があるエンジェル・フォールを眺めることができます。
インフラが整備されておらず、体力も必要ですが、壮大な自然が広がる素晴らしい場所なのでぜひ一度訪れてみてください。
〈詳細情報〉
住所：G222+22R, Bolívar, Venezuela
電話番号：+582122732811
HP：https://www.inparques.gob.ve/parque-nacional-canaima/
（２）コロとその港（Coro and its Port）
次にご紹介するのは「コロとその港」です。
コロは、ベネズエラ北西部にある、ベネズエラ最古の植民都市です。「コロ」は先住民の言葉で「風」を意味しており、1993年に世界文化遺産に登録されています。
こちらの街は、1572年にスペインの植民都市として、スペイン国王から開拓権を借りたドイツ人によって築かれました。その後はオランダ領の密貿易の拠点として繁栄しましたが、貿易港としての機能は他の南米都市には及ばず、災害の発生やカリブ海の海賊の襲撃によって徐々に衰退していきました。
そのため、こちらの街は先住民の伝統様式とスペインのムデハル様式、オランダのバロック様式が融合した街並みが特徴的で、約600の歴史的建造物が現存しています。他の地域では見ることができない美しい街並みは絶景スポットで、観光客からの人気を集めています。
カラフルな建造物を眺めながらの散策も楽しいですが、内部見学ができる教会もあるため、お時間がある方は歴史的な教会も訪れてみてくださいね！
３．ベネズエラ旅行で訪れたい映画ロケ地
（１）マラカイボ湖（Lago de Maracaibo）
最初にご紹介するのは「マラカイボ湖」です。
こちらは、ベネズエラ北西部のマラカイボにある塩湖です。南アメリカ最大の湖で、雷が多発する地帯として有名です。映画『Una casa con vista al mar』に登場するこちらの場所は、ベネズエラの人気観光スポットの一つです。
マラカイボで見られる雷は、音が無い雷であることが特徴的です。これは「マラカイボの灯台」と呼ばれる自然現象で、同じ時間に同じ場所で無音の雷が無数に光り続けます。マラカイボの灯台の落雷の多さはギネス記録にも載っており、世界中から注目を集めています。
4月〜10月の雨季の季節は、たくさんの雷雨が発生し、マラカイボ湖上空でマラカイボの灯台が多く発生するため、ぜひ時期を合わせて訪れてみてください！！
（２）ロライマ山（Monte Roraima）
次にご紹介するのは「ロライマ山」です。
こちらは、ギアナ高地の中心に位置する、標高2,810mのテーブルマウンテンです。映画『ロスト・ワールド』の舞台のモデルとなっています。
ロライマ山は、大陸プレートが移動する際に火山活動や地震などの影響を受けなかったため、太古の地球の姿をそのまま残しており、山頂部はセンカンブリア時代の岩で形成されています。
剥き出しの岩肌と足場が少ない断崖絶壁の山で、登山ルートは崖沿いの坂道だけとなっていますが、ハイキングだけでなくヘリコプターを使ったトレッキングで雄大な景色を満喫することができます。
「世界最後の秘境」と呼ばれるロライマ山からの景色をぜひ楽しんでください！！
４．ベネズエラで素敵な思い出を！
いかかでしたでしょうか？
今回は、ベネズエラ旅行で訪れたい博物館、美術館、世界遺産、映画ロケ地についてご紹介しました。ベネズエラでは、きっと思い出に残る貴重な体験ができること間違いありません。ぜひ、この記事を参考にベネズエラ旅行の計画を立ててみてください。
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