世界で初めて大麻を合法化した国ウルグアイ。といういきなりインパクト強めのウルグアイですが、希少なワイン生産国であり、石造りの町並みは古き良きヨーロッパのようです。日本の半分の国土にたった345万人がのんびり暮らしています。南米大陸の中で面積が2番目に小さく、隣国ブラジルとアルゼンチンに比べると知名度は劣りますが、まだまだ知られていない魅力がたっぷり。首都のモンテビデオは、首都でありがちな雑踏が少なくのんびりムード。見どころもまとまっていて観光しやすいのも魅力の一つです。そんなモンテビデオの観光スポットをご紹介します!
最新の新型コロナウィルスによるウルグアイへの渡航制限状況
気になるウルグアイの治安は?
ウルグアイは中南米で最も治安の良い国の一つです。「世界で最も生活がしやすく緑の多い国」として第9位にランクインし、北米と南米を合わせた中では第一位に輝いたほどです。とはいえ、人口の半分が暮らす首都モンテビデオは、スリや誘拐などウルグアイの犯罪発生のかなりの部分を占めているようです。
モンテビデオで犯罪に巻き込まれないための心得をご紹介します。
(1)高価なものを身につけない
鞄の奪取やスリに合わないために、大量の現金を持ち歩いたり、高価なジュエリーを身につけないようにしましょう。貴重品、予備の現金、余分なクレジットカードは安全な場所に保管して下さい。 現金と銀行カードを別々の場所に保管したり、外出するときは必要なお金だけを持つなど、工夫をしましょう。
(2)夜の移動はタクシーで
モンテビデオにおいて、警察が継続的にパトロールしているのは人気観光スポットのモンテビデオのシウダード・ビエハ(旧市街)の中にある独立広場(Plaza Independencia)とSarandi(歩行者天国)、Mercado del Puerto(ハーバーマーケット)のみです。
夜の少人数での行動はもっとも強盗に巻き込まれやすいので、夜の移動はタクシーを利用して安全を確保しましょう。
南米の中でも安全な国とはいえ、しっかりと安全を確保しながら観光を楽しみましょう。
さて、次からはいよいよウルグアイのおすすめ観光スポットをご紹介していきます!
国会議事堂
堂々とした佇まいで人々を圧倒するのは、1925年に建てられた白亜の大建築物、国会議事堂。イタリア人の建築家モレッティによる設計で、イタリアから取り寄せたステンドグラスとウルグアイ産の大理石をふんだんに使った贅沢な造りになっています。至るところに施されている装飾が実に見事。
裏側にある通用口の受付で申し込むと、英語のガイド付きで議事堂内を見学することができます。
建物の中には金に装飾された壁画や絵画のコレクションなどがあり、まるで美術館のようです。
サルボ宮殿
サルボ宮殿は、市街中心部の独立広場に面した複合施設。イタリア移民の実業家サルボファミリーがホテルや劇場、オフィスを備えたとして複合施設として建設しましたが、途中で計画を大幅に変更したため開設しないまま現在に至ります。
エントランスに行くと200ペソでガイドツアーに参加できます。ツアーは全てスペイン語での説明ですが、普段は入居者しか入れない建物の隅々まで行くことができるのは参加者の特典です!
建物内にはひときわ凝った階段など至るところに劇場を作ろうとした面影が残り、サルボファミリーの夢を感じます。
また、旧市街を一望できるのはこのサルボ宮殿だけであり、10階ルーフトップからは雄大な景色を眺める事ができます。この10階ルーフトップは展望台として整備されていないので、テレビの家庭用電波アンテナや各種配線、セントラルヒーティングの排気口など、それらをかき分けて風景を楽しみます。
このなんとも言えないバックステージツアー感がたまりません。
マトリス教会
モンテビデオで最も古い建造物で、「南米全土のカトリック教会の母」とも言われるマトリス教会。伝統的なカトリック教の美しく清楚な外観だけでなく、宗教的にも大切な場所として人々に親しまれています。日曜にはミサが行われる他、イベントや結婚式の会場として使われています。日中イベントがないときは観光客のために教会内部を解放しています。
教会の近くにはマトリス公園があり、美しい彫刻が施された噴水のそばはベンチもあるので、噴水の音とと木々が癒してくれます。観光客や地元の人々がゆったりと休んでいる様子が印象的です。
ランブラ通り
ラプラタ川に面して、モンテビデオの街を囲むように続くランブラ通り。
通り沿いにはおしゃれなお店やカフェ、ブティックなどがあり、お天気の良い日には観光客と地元の人々で賑わいを見せています。近くにはラプラタ川を見渡せるカフェやロド公園(parque rodo)があります。
ランブラ通りから眺めるサンセットは絶景です!
国立劇場ソリス
9世紀半ばにできたウルグアイで最も古い歴史ある建築物の一つ、国立劇場ソリス。いくつもの白い柱が立ち並ぶ古代ギリシャの神殿のような外観で、間違いなく世界有数の美しい劇場でしょう。
改装されて素晴らしく生まれ変わり、今でもドラマ、音楽、ダンスなどの芸術がこの劇場で楽しまれています。ウルグアイの人々は芸術を大切にしており、 劇場で開催される劇、リサイタルコンサートなどには若者から年配の幅広い世代の方がやってきます。
ウルグアイの文化的な観光をこの国立劇場ソリスで楽しみたいですね。
ポシートビーチ
燦々と照る太陽の下でリフレッシュを楽しみたい人に人気なポシートスビーチは、富裕層が住む閑静な住宅街の近くにあります。綺麗に整備されたビーチは地元の人からも観光客からも愛される有名なビーチで、スイミングやビーチバレー、ビーチサッカーなど様々なマリンスポーツの試合がポシートスビーチの白い砂浜で開催されています。
タランコ宮殿
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1907年に建てられたタランコ宮殿は、貿易で財を成したタランコ兄弟の邸宅でした。フランス建築に興味があったタランコ兄弟は、フランス人の建築家に頼んで大理石やアンティーク調の家具などをフランスから輸入するなど細部にまでこだわって建てたとか。
宮殿の内部には、赤いじゅうたんの階段や豪華なシャンデリアが輝き、まるで貴族のお城のようです。現在は宮殿の中は博物館になっており、華やかな絵画や装飾のほか、1900年代のアンティークの家具が飾られています。家具の中にはフランス王ルイ15世や16世が使っていたものもあるので行く価値あります。
ウルグアイに行こう!
いかがでしたか?
南米の中でも小さな国ウルグアイは旅行先にしては知名度が低い印象。しかしだからこそ、少しツウな旅先として選びたくなりますよね。石畳や石造りの壮麗な建築物をはじめとした思わず行ってみたくなるような魅力的な観光スポットがたくさん!ウルグアイ、モンテビデオは名所がまとまって存在するので観光しやすいのも魅力の一つ。ぜひ次の旅行先にはウルグアイを検討してみて下さいね。
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