キュラソーに行く前に知っておきたい基本情報

日本ではあまり観光地としてなじみのないキュラソー。
キュラソーはカリブ海の南部に浮かぶ島で、「クラサオ」という別名でも知られるオランダ王国の単独自治領です。キュラソー島には、世界遺産にも登録されているとてもカラフルでかわいらしい首都ウィレムスタットをはじめとして、透明度の高いビーチやイルカと遊べるマリンテーマパークなどみどころが盛りだくさん。
今回はそんなキュラソーへの旅を思う存分楽しんでいただくため、キュラソーに訪れる前に知っておきたい基本情報をまとめてご紹介致します。少しでも皆さまのお役に立てたら幸いです。

 

キュラソーってどんなところ?

キュラソー、旗

まずはじめに、最も基本的なキュラソーに関する情報を紹介します。

【首都】ウィレムスタット(Willemstad)
【人口】約153,500人
【面積】444㎢
【通貨】アンティル・ギルダー(ANG)
【時差】日本より13時間遅れ、サマータイムの採用なし
【言語】オランダ語、パピアメント語(オランダ・英・仏・西語などの混成語)、英語
【宗教】ローマカトリック、ペンテコステ、プロテスタントなど
【国際電話番号】599-9
【観光ビザ】
90日以内の観光目的の旅行ではビザは不要。ただし米国又はカナダを経由する場合には、ただの乗り継ぎであっても出発前に米国又はカナダの電子渡航認証システム(ESTA又はeTA)に従って申請を行い、認証を受けている必要がある。
【旗について】
黄色の横帯によって分断された青色のうち、上の部分は空を、下の部分は海を表している。黄色は太陽を表し、2つの星はキュラソー島と無人島であるクライン・キュラソー島をそれぞれ示している。星の5つの先端はキュラソーの人々が由来する5大陸を表している。

 

キュラソーの気候と服装について

カリブ海の地図

次にキュラソーの気候と、快適に過ごせる服装、ベストシーズンについて紹介します。

【気候】キュラソーはベネズエラの北の沖合約60㎞、カリブ海の南端に位置するオランダ領の島。気候としては年間を通して雨が少なく、気温の変化も少ない過ごしやすいところです。気温は30℃くらいで安定しており、ハリケーンの進路からも外れているため、年間を通して観光ができます。

【服装】キュラソーに行く際の服装は、基本的には半袖半ズボンで問題ないです。ゆったりとした格好で南国のリゾート気分を味わってくださいね。

【ベストシーズン】年間を通して観光できるキュラソーですが、強いて言うなら1~9月がベストシーズン。10~12月にかけては若干降水量が増えるようです。

 

キュラソーの歴史について

キュラソーの海

実際に訪れる前に、その国や地域の歴史を知っておくことは大切です。おおまかな歴史がわかっていれば、観光がより楽しく有意義なものになるでしょう。

キュラソーをはじめとするカリブ海のオランダ領の島々には、過去にヨーロッパ諸国によって覇権争いが行われた壮絶な歴史があります。

1954年の結成当時、オランダ領アンティルは全部で6島のベネズエラ沖のアルバ島、ボネール島、キュラソー島(ABC諸島)と、リーワード諸島に属するセント・マーチン、セント・ユースタティウス、サバ島(SSS諸島)からなっていました。
カリブ海に位置するこれらの島々は、15世紀末にスペインの支援を受けたヨーロッパの航海者によって発見されました。1493年にコロンブスが第2回の航海を経て、SSS諸島が属するリーワード諸島へ到達。ABC諸島は、1499年スペイン人とイタリア人の探検家により発見されました。しかしスペイン人達はこれらの島々に強い関心を示さず、リーワード諸島にわずかな植民を行なうだけに留まりました。
17世紀これらの島々はオランダ西インド会社が占領することとなり、軍事拠点・交易拠点として利用されていました。18世紀後半にはセント・ユースタティウス島はカリブ北部で最も繁栄した島として知られるようになり「黄金の岩」と謳われ、一方でキュラソーとセント・ユースタティウスは、奴隷貿易の島でもありました。カリブ海の島々の領有権をめぐり、オランダ・フランス・イギリスとの間で何度も争いが繰り広げられましたが、1815年以降、オランダはABC諸島とSSS諸島を植民地として治めました。1948年植民地のための新たな憲法が配布され、「オランダ領アンティル」に改められ、オランダの憲法が認める範囲内で最大の自治が認められるようになります。その後1986年にアルバが単独の自治領として独立。他の5島も2010年に解体され、キュラソー、セント・マーチン島は単独の自治領となり、残る3島はオランダ国に編入されました。

 

キュラソーの観光スポット

クイーンエマ橋

キュラソーにはカラフルでかわいらしい街並みと美しいカリブ海を満喫できるスポットがたくさんあります。以下では代表的な観光スポットをご紹介します!

①ウィレムスタットの街並み

世界遺産にも登録されているキュラソーの「ウィレムスタット」は、オランダ植民地時代の17~18世紀ごろに建てられたというカラフルな建物がみどころ。まるでおとぎ話の世界に入り込んでしまったかのように錯覚させる美しい街並みはのんびりと散策するのにもってこいです。

②ケネパ・ビーチ

キュラソーのビーチのなかでも一番の人気を誇るといわれているのが、「ケネパ・ビーチ」。観光客だけでなく、地元民にも愛される美しいビーチです。水の透明度が非常に高いため、シュノーケリングを楽しみに訪れる人も多いのだとか。

③クィーン・エマ橋

キュラソーの観光で必ず通るであろう「クィーン・エマ橋」。「ウィレムスタット」の中心部にあり、プンダ地区とオトロパンダ地区を結ぶ、長さ167m、幅9.8mの橋です。しかしこの「クィーン・エマ橋」は普通の橋ではありません。実は船が通るたびに橋が動く、可動式の浮き橋で世界でも珍しいものなんだとか!橋が開いている間には、動く橋を横目に無料のフェリーで向こう岸に渡る体験もできますよ。

④ドルフィンアカデミー・キュラソー

キュラソーで観光客に人気を博しているスポットの一つに「ドルフィンアカデミー・キュラソー」があります。こちらはかわいいイルカたちを見られるだけでなく、一緒に遊ぶことが出来る夢のようなテーマパーク!イルカに触れたり、キスしたり、一緒に泳いだりと小さなお子様から大人まで年齢に合わせたプログラムが用意されています。

 

キュラソーの治安について

危険のマーク

海外に出向くとなると、その国の治安は誰もが気になるところ。
キュラソーは基本的には治安が良好なリゾートといわれており、観光で訪れてもそこまで治安を気にすることなく過ごせるところとして知られています。
しかし油断は禁物。リゾートということもあり、ゆったりとした時間の流れに身を置く中で、ついつい通常の危機管理をおろそかにしてしまいがちですが、治安の良いキュラソーでもスリなどの軽犯罪の被害は報告されています。貴重品から目を離さない、派手すぎる服装は避けるなど基本的な防犯対策はきちんと行いましょう。

 

キュラソーに行こう!

今回は「キュラソーに行く前に知っておきたい基本情報」と題して、せっかくの旅を楽しむためにぜひとも心に留めておいていただきたい情報を厳選して紹介致しました。皆様の旅が、一生の宝物になるような素敵なものになることをお祈りしています。Ooohでは、旅のプロがあなたのニーズを汲み取って、最適な旅行計画を提案いたします。
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