雪原に並ぶハスキー犬と、湖と山の上に広がるオーロラ

オーロラ特集|5カ国の違いで選ぶ

オーロラは、
見る場所で決まる。

フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、カナダ。
見頃は9月下旬から3月。どの空の下で待つかで、旅の中身はまるで違います。

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比較サイトには、
この違いは載っていない。

オーロラが見られる場所は、世界にいくつもあります。そのなかで、観測地としての実績と、旅として滞在できる環境がそろっているのがこの5カ国——フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、カナダです。

違いは「見える確率」だけではありません。窓の外に光を待つ夜なのか、船で沖に出る夜なのか。昼はフィヨルドを走るのか、氷河を歩くのか、それとも夜空のために体力を残しておくのか。

この特集では、5カ国それぞれの
「その夜がどうなるか」を並べました。

はじめに

オーロラ旅には、
3つの前提があります。

期待をふくらませる前に、先にお伝えしておきたいことがあります。ここを知っているかどうかで、旅の組み方が変わります。

01
確率は、泊数で上げる。

一晩勝負では、天候ひとつで空振りになります。だから設計はシンプルで、同じエリアに2泊以上。観測できる夜を2つ持てるかどうかが、この旅のいちばん大事な設計です。「オーロラを見る旅」は、日程の組み方そのものが勝負になります。

02
肉眼は、写真ほど
鮮やかではない。

SNSで見る鮮烈な緑は、多くがカメラの長時間露光によるものです。実際は、弱い夜は白っぽい淡い帯として現れ、強い夜になると緑のカーテンがはっきりと揺れ動きます。この落差を知っておくと、淡い夜も「これがオーロラだ」と味わえます。

03
最大の敵は、
緯度ではなく雲。

オーロラの真下にいても、雲があれば見えません。だから移動して雲を避けることを前提にツアーを組みます。緯度が高いほど有利、という単純な話ではありません。

オーロラベルト

オーロラベルトの
真下にある町。

オーロラは北極点の真上ではなく、それを取り囲む帯(オーロラベルト)の下でよく見えます。この帯は地図上の緯度ではなく地磁気の緯度に沿っているため、緯度の低いカナダのイエローナイフが、緯度の高いアイスランドより帯の中心に近い——ということが起こります。

※ 帯の位置は太陽活動によって南北に動きます。図は例年の目安です。番号(または右のリスト)をタップすると、その国の説明に移動します。

タイプ別診断

あなたのオーロラは、
どの国ですか。

5つの質問、30秒。選ぶ場所が変わると、旅の中身が変わります。

Q1 / 5

この旅で、いちばん見たいものは?

回答は送信されません。ページ内で結果を出すだけです。

診断結果

※ 診断は旅の目的から国を絞るための目安です。実際の行程は、ご希望をもとに現地旅行会社が組み立てます。

5カ国の違い

5カ国、
ここが違う。

同じ光を見に行く旅でも、選ぶ国で「夜の過ごし方」「昼の中身」「寒さ」「日程」が変わります。順に見ていきます。

01FINLAND

フィンランド

待つ時間が、いちばん心地いい国。

雪原の向こうに灯る集落の明かりと、その上を流れるオーロラ(フィンランド)

静かな森。凍った湖。澄んだ空気と、あたたかな灯り。フィンランドは、オーロラを「待つ時間」の設計がうまい国です。ガラス天井のイグルー、雪の上のサウナ、サンタクロース村。寒さは苦手でも、こんな冬なら許せる——そう思わせてくれます。

主要拠点はロヴァニエミ、サーリセルカ、イナリ。いずれもオーロラベルトの下にあり、内陸のため晴れやすいのも強みです。日本からヘルシンキへ直行便があり、そこから国内線で北へ。5カ国のなかでもっとも移動が短く、5〜6日でも成立します

主要拠点
ロヴァニエミ/サーリセルカ/イナリ
見え方
内陸で晴れやすい
寒さ(1〜2月の目安)
−10〜−20℃
日本からの移動
直行便+国内線(乗継1回)
こういう夜になる
暖かい部屋のベッドから、ガラス越しに空を見上げる。サウナで温まり、外に出て雪の上で待つ。オーロラの出現エリアに向けて、オーロラツアーで移動する
昼はこう過ごす
犬ぞり、スノーモービル、トナカイのそり、サウナ、サンタクロース村
日数の目安
5〜8日
向く人

寒さや体力に不安がある/子ども連れや親世代と行く/日程が短い/宿そのものを楽しみたい

向かない人

昼にダイナミックな絶景を求める人(フィヨルドや氷河のような起伏は少ない)

02NORWAY

ノルウェー

舞台が、いちばん強い。

海峡に架かる橋と街の灯りの上に広がるオーロラ(ノルウェー・トロムソ)

フィヨルド、雪山、海辺の漁村。ノルウェーはオーロラの前に、まず昼の景色で圧倒される国です。トロムソは北緯69度台、オーロラベルトのほぼ真下。ロフォーテン諸島まで足を延ばせば、切り立った岩山と海の上に光が立ち上がる、この国だけの構図になります。

一方で、海に近いぶん雲は多め。だからこの国の観測は「動いて晴れを探す」のが基本で、専用車で内陸へ向かう、あるいは船で沖に出る、といった夜になります。メキシコ湾流の影響で、緯度のわりに寒さは穏やかです。

主要拠点
トロムソ/アルタ/ロフォーテン諸島
見え方
緯度は5カ国で最も高いが雲が多く、晴れを追う前提
寒さ(1〜2月の目安)
−3〜−8℃(緯度の割に穏やか)
日本からの移動
ヘルシンキなどを経由し、国内線を乗り継ぐ
こういう夜になる
専用車で雲のない空を追う。船に乗って暗い海の上から見上げる
昼はこう過ごす
フィヨルドクルーズ、ロフォーテンの漁村、ケーブルカーで絶景(トロムソ)、ホエールウォッチング(例年11〜1月ごろ)
日数の目安
7〜9日
向く人

昼も絶景を欲張りたい/極端な寒さは避けたい/写真に風景とオーロラを一緒に収めたい

向かない人

天候による予定変更を避けたい/移動を最小限にしたい

03SWEDEN

スウェーデン

見る条件と、北欧らしさの両立。

雪の針葉樹林に立つ赤い小屋と、その上に広がる紫と緑のオーロラ(スウェーデン)

スウェーデン北部のアビスコは、周囲の山が雲をさえぎるため晴れやすいことで知られる観測地です。山の上にはロープウェイで上がる観測所があり、視界をさえぎるもののない空の下で夜を待てます。近くのキルナには氷のホテル。帰りにストックホルムへ寄れば、洗練された街と冬の空気も味わえます。

「オーロラを見る条件のよさ」と「北欧らしい旅の空気」を同時に取りにいける国。旅全体の質を上げたい人に向きます。

主要拠点
キルナ/アビスコ
見え方
アビスコは晴れやすさで名高い
寒さ(1〜2月の目安)
−12〜−20℃
日本からの移動
ヘルシンキやストックホルムを経由し、国内線を乗り継ぐ
こういう夜になる
山上の観測所で、風のない空を見上げる。あるいは湖や雪原の静けさのなかで待つ
昼はこう過ごす
氷のホテル見学、犬ぞり、サーミ文化にふれる、ストックホルムの街歩き
日数の目安
7〜9日
向く人

晴天率を重視したい/街の滞在も組みたい/一度きりの特別な宿に泊まりたい

向かない人

移動の乗継を最小限にしたい/短い日程で行きたい

04ICELAND

アイスランド

昼が主役で、光はご褒美。

遠浅の海に立つ岩山と、水面に映るピンクと緑のオーロラ(アイスランド)

火山、氷河、滝、温泉。アイスランドは昼の時点で旅のカロリーが高い島です。氷河湖に浮かぶ氷、黒い砂浜、湯気の立つ温泉。ちょっとやそっとの絶景では満足できない人が、最後にたどり着く場所です。

ただし、オーロラについては正直にお伝えします。アイスランドはオーロラベルトの南寄りにあり、さらに大西洋の天候で雲や風が変わりやすい。だから「オーロラを見に行く」より、「大自然を旅して、晴れた夜に光が出たら最高」という組み立てのほうが、満足度は高くなります。観測は専用車やツアーで晴れ間を追いかける前提です。

主要拠点
レイキャビク/南海岸
見え方
オーロラベルトの南寄りで、大西洋の天候により振れ幅が大きい
寒さ(1〜2月の目安)
−1〜+3℃(ただし風が強く、体感は下がる)
日本からの移動
ヨーロッパを経由し、5カ国で最も移動が長い
こういう夜になる
郊外の暗い場所まで車で移動し、雲の切れ間を待つ。宿の外に出て空を確かめる
昼はこう過ごす
ゴールデンサークル、南海岸、氷河湖、氷の洞窟(例年冬季)、ブルーラグーン
日数の目安
7〜9日
向く人

大自然そのものを浴びたい/オーロラは「出会えたら」と考えられる

向かない人

オーロラを第一目的にする人(天候の振れ幅が大きい)

05CANADA

カナダ(イエローナイフ)

夜空を、まっすぐ主役に。

雪原に並ぶ灯りのともったティピと、その上に広がるオーロラ(カナダ・イエローナイフ)

カナダ北西部のイエローナイフは、オーロラ観測のために行く町です。緯度は北緯62度台ですが、地磁気の帯のほぼ真下にあたり、内陸で空気が乾いているため晴れやすい。余計な観光に気を取られず、夜空を見上げる時間そのものに集中できます。暖房の入ったティピで温まりながら、外に出て空を確かめる——それを何時間もくり返す夜です。

ハードルもはっきりしています。例年−25℃を下回る寒さ(防寒具はレンタルが一般的)、日本からの長い移動、そして日数は8日前後。それでも「あの光景を、まず一回、真正面から浴びたい」という願いには、この町がいちばん素直に応えます。

主要拠点
イエローナイフ
見え方
地磁気の帯のほぼ真下にあり、内陸の乾いた空で晴れやすい
寒さ(1〜2月の目安)
−25〜−32℃
日本からの移動
北米を経由し、移動が長い
こういう夜になる
暖房付きのティピや観測ロッジで待ち、出たら外へ。深夜まで何度も空を確かめる
昼はこう過ごす
犬ぞり、スノーモービル、氷上のドライブ、先住民文化にふれる(夜が主役のため昼は控えめ)
日数の目安
8日前後
向く人

オーロラだけに集中したい/寒さへの覚悟がある/日数が取れる

向かない人

短い日程で行きたい/寒さが苦手/昼の観光も充実させたい

※ 気温・所要時間・日数はいずれも例年の目安です。

夜の過ごし方

見るまでの時間も、
旅の中身です。

オーロラは、待っている時間のほうが長い。その時間をどう過ごすかが、国選びの実質でもあります。

ガラス天井のイグルー

フィンランド

「今夜はどこが晴れるか」を現地ガイドが読み、車で追いかける。

オーロラハント/北欧・アイスランド

山の上へロープウェイ。街の灯りも届かない場所で、ただ空を見ている。

山上の観測所/スウェーデン

船から見上げる

ノルウェー

温まってから、外の冷気のなかへ。この往復が、待つ夜を変える。

サウナと温泉/フィンランド・アイスランド

サーミ、デネ。この土地で光がどう語られてきたかを聞く。

先住民の文化/北欧・カナダ

氷の部屋に泊まる。

氷のホテル/スウェーデン

犬ぞり、スノーモービル、トナカイそり。

全域

ご相談の前に

よくある質問。

オーロラが見られる確率はどのくらいですか?

確率を保証できる旅行はありません。オーロラは自然現象で、太陽の活動と天候(雲)に左右されます。現実的な考え方は「観測できる夜を何回持てるか」です。同じエリアに2泊以上すれば、そのうち1晩は晴れる可能性が高まります(3泊あればより安心です)。逆に1泊だけの日程は、天候ひとつで空振りになります。

何泊すればいいですか?

理想は同じエリアに3泊以上です(最低でも2泊は確保したいところです)。移動日を含めると、フィンランドなら5〜6日、ノルウェー・スウェーデン・アイスランドなら7〜9日、カナダのイエローナイフは8日前後が現実的です。

ベストシーズンはいつですか?

例年9月下旬から3月です。夏は白夜で空が明るく観測できません。月ごとの違いは、9〜10月は雪がなく凍る前の湖に映る構図が狙える、11〜12月は夜が長い、1〜2月は最も寒く雪景色が安定、3月は日照が戻りアクティビティが充実——という形です。

5カ国のうち、いちばん見やすいのはどこですか?

「晴れやすさ」で選ぶなら、内陸のスウェーデン(アビスコ)、フィンランド内陸、カナダ(イエローナイフ)が有利です。ノルウェーは緯度は最も高いものの海に近く雲が多いため、移動して晴れを探す旅になります。アイスランドはオーロラベルトの南寄りで天候の振れ幅が大きく、オーロラを第一目的にするには不利です。ただし「見やすさ」だけで選ぶと昼の楽しみが変わるため、旅の目的とあわせて選ぶことをおすすめします。

どのくらい寒いですか?服装は?

1〜2月の目安は、フィンランド内陸・スウェーデン北部が−10〜−20℃、カナダのイエローナイフが−25〜−32℃、ノルウェーのトロムソは緯度のわりに穏やかで−3〜−8℃、アイスランドは−1〜+3℃ですが風が強く体感が下がります。いずれも防寒具のレンタルが用意されている場合が多く、詳細は現地旅行会社にご確認ください。

子ども連れや、親世代との旅でも行けますか?

フィンランドがもっとも向いています。日本からの移動が短く、暖かい室内から空を見上げられる宿があり、昼のアクティビティも整っているためです。逆にカナダのイエローナイフは寒さと移動距離のハードルが高く、慎重に検討したほうがよい行き先です。

日本からどのくらいかかりますか?

フィンランドは日本からヘルシンキへの直行便があり(所要13時間前後の目安)、そこから国内線で北部へ向かいます。スウェーデン・ノルウェーはヘルシンキなどを経由して国内線を乗り継ぎ、アイスランドはヨーロッパ経由、カナダのイエローナイフは北米経由となります。運航スケジュールは変動するため、最新の行程は現地旅行会社にご確認ください。

費用の目安はどのくらいですか?

本ページ掲載のプラン例では、1名あたり26万円台〜80万円台です(利用人数・時期・内容により変動)。同じ国でも、宿のクラス(ガラスイグルー・氷のホテル等)と滞在日数で大きく変わります。ご希望の条件に合わせた見積もりは、現地旅行会社がご提案します。

現地から、ご提案

行き先が決まったら、
あとは現地のプロに。

オーロラ旅は、観測できる夜をいくつ持てるかで結果が変わります。そこを設計できるのは、その土地で毎晩空を見ている現地の旅行会社です。ガラスイグルーや氷のホテルのような限られた客室は、シーズン前から埋まっていきます。

※ 料金・空室状況は変動します。人気の宿を含む日程は、早めのご相談をおすすめします。