ウズベキスタン、ブハラの人気観光スポット5選

ウズベキスタンにはシルクロードとゆかりのある都市がたくさんあります。シルクロードを代表するオアシス都市、ブハラもそのひとつ。2000年以上の歴史を持ち、古くから交易都市として栄えました。ブハラは新市街と旧市街とに分かれ、中心部にある旧市街は「ブハラ歴史地区」として街全体が世界文化遺産に登録されています。ブハラには、中央アジア最古のイスラム建築物など見逃せないスポットが盛りだくさん。今回は、ウズベキスタンに行ったら必ず訪れたいブハラの観光スポットについてご紹介します!

 

1.ブハラへのアクセス

ブハラへのアクセス

ウズベキスタン西部に位置するブハラへの行き方は、主に2通りあります。

①タシケント⇨ブハラ

1つ目は、ウズベキスタンの首都タシケントから飛行機で行く方法です。毎日1、2便の飛行機が運航しています。しかし、そもそも日本からタシケントに行く直行便がありません。日本からタシケントまでは、大韓航空やトルコ航空などを利用して乗り換えを経て行きましょう。

②サマルカンド⇨ブハラ

2つ目は、首都タシケントに並ぶウズベキスタンの大都市サマルカンドからバスで行く方法です。まず、サマルカンドにあるBus Buharaというバスターミナルからバスに乗ります。4時間ほどバスに揺られるとブハラのバスターミナルに到着するので、そこからまたバスで15分ほど行けばブハラ市内です。この方法だと、合計移動時間は約5時間、運賃は41,000スム(450円)かかります。
サマルカンドからブハラへに行くには、バスの他にタクシーと列車を使った方法もあります。タクシーが約50,000スム(550円)、列車が75,000スム(825円)と、いずれもお財布に負担をかけません。

以上2つの行き方を挙げましたが、それぞれの状況を考慮しながら参考にしてみて下さい。
ここからは、ウズベキスタン・ブハラの外せない観光スポットをご紹介していきます!

 

2.ブハラのおすすめ観光スポット

(1)ミル・アラブ・メドレセ(Mir-i-Arab Madrasa)

ミルアラブメドレセ

ミル・アラブ・メドレセは、ブハラの中心で現在もなおイスラム神学を教える由緒正しきメドレセです。
メドレセとはイスラム教の教義を教授する学院のことで、カラーン・ミナレットの下にあるイスラム教の神学校です。近代高等教育の普及とともに衰退し、観光地と化したメドレセが多い中、このミル・アラブ・メドレセは140名の生徒が学ぶ現役の学校です。また、教育機関として現存しているだけでなく、有名なイスラム教神学者を多く輩出しているエリート校でもあります。宗教を禁じていたソ連政府さえも、このメドレセを廃止することができなかったそう。
観光名所が多いエリアに建っていますので、訪れやすいことも魅力です。勉学の場なので外観だけの観光になりますが、正面の巨大なイーワーンというドームや青いドーム屋根、繊細なモザイク模様など、イスラム文化のエッセンスが至るところで見受けられます。

住所:2 Eshony Pir Street, Bukhara 705000, Uzbekistan

(2)チャル・ミナール(Charminar)

チャルミナール

チャル・ミナールは、4つのミナレットを持つ小さなモスクです。観光ガイドによく載っているスポットで、ウズベキスタン ブハラ観光の定番です。典型的なイスラム建築とは異なる外観で、ミナレットの頂上には小型ドーム型の青屋根が乗っています。ブハラ市内では珍しいドーム型の屋根のミナレットを、ぜひここで見ておきたいですね!また、4つのミナレットは、チャル・ミナールを作らせた人の4人の娘を表しているそうで、背それぞれ形・デザイン・大きさが異なっています。チャルミナールの中から4つのミナレットが一度に見られるので、じっくり違いを観察してみて下さいね。

住所:Khodja Nurobobod Str., Bukhara, Uzbekistan

(3)アルク城(Ark of Bukhara)

アルク城

ウズベキスタン ブハラ市街地の北西部にあるアルク城は、歴代ブハラ・ハーンの居城でした。ブハラのシンボルとも言える観光地で、ブハラ観光には欠かせないスポットです。「アルク=城塞」の意味の通り、丸みを帯びた壁はどっしりと重厚感があり、茶碗を伏せたようなユニークな形をしています。最新の発掘調査によると、少なくとも紀元前4世紀頃から存在していたことが分かっています。長い歴史の中で外敵による攻撃などで荒廃を繰り返し何度も建て直されましたが、長い間ブハラの街を守ってきました。
城壁の中にある拷問室、牢獄、警備員の部屋、モスク、玉座や催し物会場となったホール、ハーンの居室などを見学することができます。特に、繊細な装飾が施されたモスクや砂漠色が広がる眼下の眺めは必見です。土産物店や博物館などもあり、アルク城とブハラの歴史を理解しながら観光ができますので、訪れた際はゆっくりとご覧になってみて下さいね。
また、アルク城の前には観光名所のレギスタン広場があります。ここでは、公開処刑が行われていた場所だそうですが、今ではイベントに利用されるなどオープンな場所として親しまれています。

住所:Mirzo Khait Str, Bukhara, Uzbekistan

(4)カラーン・ミナレット(Kalon Minaret)

カラーンミナレット

カラーンは「大きい」という意味で、ミナレットはモスクに付随する塔のことです。その名の通り約46メートルもの高さがあるカラーン・ミナレットは、ブハラ市街の中で一番の高さなので、街のシンボルにもなっています。完成は1127年ですから、900年も前になります。ミナレットは、見張りの塔としての役割の他に、旅人の目印でもありました。ブハラを目指してやってくる旅人は、遠くからこの塔を目指してきたと言います。また、袋に詰めた受刑者をミナレットの屋根から投げ落とし処刑したので、「死の塔」とも呼ばれます。
ミナレットのすぐそばにはカラーン・モスクがあり、そこからミナレット内部に入ることができます。105段の螺旋階段を上って頂上まで行くと、360度ブハラの街並みを楽しむことができます。

住所:2 Eshony Pir Street, Bukhara 705000, Uzbekistan

(5)イスマイル・サマニ廟(Samanid Mausoleum)

イスマイルサマニ廟

イスマイル・サマニ廟は、少しブハラ市街地から東に離れた場所にあります。9世紀終わりから10世紀半ばにかけて建設された古いお墓で、宝石箱にも例えられる可憐な建物です。エキゾチックな雰囲気を漂わせるデザインですが、イスラム教がブハラに伝わるより前に作られたというから驚きです。日干しレンガを組み立てた幾何学的模様は、古代ソグド人文化やゾロアスター教の特徴を色濃く受け継いでいます。レンガの凹凸だけで幾何学模様と陰影を表現しており、シンプルな構造ながら複雑なデザインを演出しています。
また、13世紀初旬に多くの歴史的建造物がモンゴル軍の侵攻により被害を受けましたが、イスマイル・サマニ廟だけがモンゴル軍によるブハラ陥落の被害を免れました。地中に埋まっていたサマニ廟は戦火を逃れ、現在まで綺麗な状態で残っているというわけです。
ブハラを訪れた際には、ぜひサマニ廟の歴史と一緒に観光を楽しんで下さいね。

住所:M. Ashrafi Str, Bukhara, Uzbekistan

Ooohおすすめのプライベートツアー

Ooohがこれまでに提供したウズベキスタンのおすすめのプライベートツアーの一部をご紹介します。

シルクロードの交差点、ウズベキスタンの旅

ブハラを楽しもう!

いかがでしたか?
あまり馴染みのないウズベキスタンですが、首都以外にも多くの観光スポットが点在する観光大国でしたね!その中でもブハラは観光名所が集まって存在しているので、公共交通機関を使わず、歩いて観光できるのが魅力的ですよね。今回ご紹介した5つの観光スポット以外にも、ウズベキスタンならではのイスラム文化を楽しめる場所がまだまだたくさんあります。ウズベキスタンでは、王道の海外旅行では叶わない東と西の文化が織り混ざった異国情緒溢れる旅ができるでしょう。
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