マカオの治安は?ベストシーズンは?海外旅行準備で知りたいマカオの基本情報まとめ

ヨーロッパを彷彿とさせる街並みが魅力的なマカオ。30もの世界遺産がある一方で、国策のもとで林立するカジノやテーマパークなど、エンターテイメントの町としても栄えています。しかしいざ訪れるとなれば現地の治安や安全が気になるところ。そこで今回は、マカオを訪れる前に知っておきたい基本情報をまとめて紹介します。

 

マカオってどんな国?

マカオの国旗

まずはじめに、最も基本的なマカオという国に関する情報を紹介します。

・国名:マカオ
・正式国名:中華人民共和国澳門特別行政区
・首都:花地瑪堂区(ファティマ堂区)
・人口:63.16万(2018年)
・面積:30.3km2(東京都世田谷区の約半分)
・通貨:パタカ(Pataca/MOP)とアボス(Avos)
・時差:日本の-1時間
・言語:ポルトガル語と中国語(広東語と北京語)
・民族構成:約92%が漢民族
・宗教:仏教、道教、キリスト教、イスラム教、ゾロアスター教など
・出入国の手続き:
①ビザ
日本国籍の人のマカオ入境は、90日までの滞在なら不要。中国本土に出入りする場合も、15日までの滞在ならビザは不要。
②パスポート
パスポートの残存有効期間は、30日以内の滞在の場合「入境時30日プラス滞在日数以上」

 

マカオの気候と服装について

マカオの通り

マカオは亜熱帯性気候に属しています。一年を通じて暖かく、年間を通しての平均気温は20℃前後、湿度は常に70∼90%と高いのが特徴です。また日本ほど明確ではありませんがマカオにも季節の変化があります。マカオの夏(4月~9月)は日本での真夏に近い気候です。建物内は冷房が効いているので、羽織るものを持っていくと安心です。マカオの秋(10月~12月)は、観光のベストシーズンです。特に11月に入ると気温・湿度とも下がるためすごしやすく、雨が少ないのでおすすめです。12月後半になると徐々にに肌寒くなり、ジャケットやセーターの用意が必要です。マカオの冬(1月~3月)も晴天の日は多いですが、肌寒い日が増えてきます。1月に入ると大陸から寒波が襲来することもあるため、ウールのセーターや厚手のジャケット、コートなどが必要です。

 

マカオでの生活について

マカオの標識

マカオは1997年に香港とともに中国に返還されるまで、ポルトガルによって統治されてきました。そのため他のアジア諸国とは一風違った独自の文化を歩んできました。いざ現地に降り立ってから、日本との違いに戸惑うことがないように事前の情報収集が大切です。以下ではマカオでの一般的な生活について、知っておきたい知識をまとめました。

・チップ
マカオではチップの習慣はありませんでしたが、高級ホテルが増えるに従ってチップが普及してきています。
タクシー:不要ですが端数切り上げで払うとよいです。
レストラン:ホテルなどの高級レストランでは、合計金額の10%がサービス料として上積み請求されるので、おつりの小銭を残す程度。大衆食堂やファストフード店ではチップ不要。
ホテル:ベルボーイや部屋係には10パタカが目安。
カジノ:ディーラーや従業員へのチップは不要。

・マナー
ギャンブルは公営施設(カジノなど)でのみ認められており、私設賭博は法律で禁じられています。常に身分証明書の携帯が義務付けられています。パスポート(コピー可)を携帯していないと罰金がとられるので注意しましょう。

・水
マカオの水道水は中硬水です。中国本土の珠海地区から供給された水を浄化、塩素消毒しています。水道水は飲用可とされていますが、水道管が汚れている場合があるので飲まない方がよいでしょう。ミネラルウォーターの飲用をおすすめします。トイレは日本と同じように整っています。

・電気
電圧は220Vで周波数50Hz。プラグはヨーロッパタイプの丸2ピン、丸2ピン+アースピンがほとんどですが、ホテルやオフィス、一般家庭でも香港式の英国タイプの角3ピンに切り替えるところが増えてきています。

・年齢制限
21歳未満はカジノに入場することができません。喫煙は特に年齢制限はありませんが、18歳以下へのたばこの販売は法律で禁じられています。飲酒についても年齢制限はないですが、バーヘは15歳以下入店禁止。

 

マカオの治安について

マカオの夜道

マカオの気になる治安ですが、日本ほどではありませんが、他のアジアの国々と比較して治安が良く安定しています。ただし、殺人などの凶悪犯罪は少ないものの、スリやひったくりといった軽犯罪は多発しているので注意が必要です。以下、旅行する際に気をつけたいポイントをまとめました。

(1)スリ・ひったくり・置き引き

人が多く集まる観光地では特に注意が必要です。財布やパスポートはズボンのポケットには入れず、人混みではショルダーバッグやリュックも自分の体の前に持ってくるようにしましょう。

(2)両替(偽札)詐欺

現地で両替するという方も多いと思いますが、日本円とのレートをあまり確認せずにいると、とんでもないレート率で両替をされたり、偽札と交換されることがあります。渡航前に日本円とマカオパタカの交換レートの目安をチェックしておきましょう。マカオパタカ紙幣がどのような見た目なのかもよく確認しておいてください。

(3)タクシーのぼったくり

マカオのタクシー料金は基本的に安いのですが、旅行者に対するぼったくりが多く発生しています。マカオ警察の発表によると、近年のぼったくりによる違反検挙総数は一年で3,800件以上だったそう。タクシーに乗車したらメーターが正常に動いているかを確認し、位置情報マップなどで遠回りされていないかも見ておくようにしましょう。

 

マカオのおすすめ観光スポット

マカオタワー(1)マカオタワー

338メートルの高さを誇る、マカオのシンボルともいえるタワーです。タワーには展望台フロアがあり、市内はもちろんのこと、中国本土も一望することができます。ショッピングやグルメを楽しめるほか、アクティビティも人気を集めています。地上233メートルのタワー屋外の外周からのバンジージャンプや、命綱を付けて外周を歩くスカイウォークなど、スリル満点な体験ができます。
住所:Largo da Torre de Macau

(2)聖ポール天主堂跡 (大三巴牌坊)

マカオで最も有名な観光地であり、2005年にマカオ歴史地区の一部として世界遺産にも登録されました。聖ポール天主堂跡は17世紀初頭に建設され、1835年に火事で崩壊した教会とその隣にあった神学校跡の総称。現在は、ファサード(正面壁)だけが残されています。実は日本との関わりがとても深い場所でもあります。江戸時代には、長崎を発ちポルトガルをめざした天正遣欧少年使節がここで学んでいます。また地下の納骨堂のプレートには、長崎で殉教した日本人教徒の名前も刻まれています。
住所:Rua de S.Paulo, Macau

 

マカオの旅を楽しもう

いかかでしたか?今回は「マカオに行く前に知っておきたい基本情報」と題して、せっかくの旅を楽しむためにぜひとも心に留めておいていただきたい情報を厳選して紹介致しました。皆様の旅が、一生の宝物になるような素敵なものになることをお祈りしています。Ooohでは、旅のプロがあなたのニーズを汲み取って、最適な旅行計画を提案いたしますので、ぜひ気軽にご相談ください。

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