かつて、イギリスのチャーチル首相に「アフリカの真珠」と呼ばれた赤道直下の国、ウガンダ。その名の通り、豊かな水と緑に囲まれた大地が広がり、コンゴとの国境近くにあるブウィンディ国立公園には野生のマウンテンゴリラが生息していることでも有名です。自然鳥の宝庫でもあり、蝶や植物の豊かさにも魅了されるでしょう。トレッキングやサファリドライブでは、ゾウやバッファローなど迫力のある動物にも出会えます。
そこで、今回はウガンダ旅行の日数やお金（物価）について、分かりやすく解説していきます！
最新の新型コロナウィルスによるウガンダへの渡航制限状況
１.ウガンダってどんなところ？
【基本情報】
・国名：ウガンダ共和国 (Republic of Uganda)
・首都：カンパラ (Kampala)
・人口：4,427万人（2019年、世銀）
・面積：24.1万平方キロメートル（ほぼ本州大）
・通貨：ウガンダ・シリング
・時差：日本とウガンダとの時差は、6時間です。日本の方が、6時間進んでいます。
・民族：バガンダ族、ランゴ族、アチョリ族等
・言語：英語、スワヒリ語、ルガンダ語
・宗教：キリスト教（6割）、伝統宗教（3割）、イスラム教（1割）
【気候】
ウガンダは赤道直下にある国ですが、国土の大半が平均高度1200mにあります。東部から南部はサバナ地帯とビクトリア湖があるため、決して高温に悩むことはありません。年平均気温は23℃と過ごしやすいです。しかし、国土の西側から北側に連なる山岳地帯は、天候が変わりやすく、朝夕の冷え込みも厳しいです。3〜5月と10〜12月には雨期があり、国土の5分の1を占める湖や川の水量は増加します。
一方、北方は極度に乾燥し、砂漠地帯となり、南スーダンに続いています。
【行き方】
日本からウガンダへの直行便はないので、ロンドン、アムステルダム、ブリュッセルといったヨーロッパ主要都市または中東で飛行機を乗り継いで行きましょう。乗り継ぎを合わせると、ウガンダのエンテベ国際空港までは約22時間のフライトです。
２.旅行先としてのウガンダ
自然の豊かさや文化の高さから海外旅行上級者の憧れである、ウガンダ。
かつてイギリスの首相チャーチルに「アフリカの真珠」と呼ばれたウガンダの緑溢れる自然は今でも健在です。世界で２番目に大きい真水の湖でもあり、またナイル川の源流でもあるヴィクトリア湖を擁し、ナイル川の源流のひとつ‘白ナイル’もここから始まっています。源流を自分の目で見たい・・・という方は湖から川へ流れが変わる様子も見られます。
観光の魅力としてはやはりその変化に富んだ自然。サバンナを車で走るサファリだけでなく、ボートサファリ、森でのウォーキングサファリが魅力です。
一方、首都のカンパラは、他のアフリカの都市同様、ビルの建設ラッシュ。特に2007年に開催された英連邦会議を機会に、大型の高級ホテルも増え、道路も舗装工事が進みました。変わらないのは街中の大渋滞とバイクタクシー(通称ボダボダ）の多さ。この間をすり抜けるように歩く人、狭い歩道に新聞、タバコ、スナックなどを並べる露天、ウガンダで育った豊富な種類の野菜や果物が山積みになった市場、客の呼び込みに精を出す女達・・・街は近代的になってもローカルでフレンドリーな雰囲気いっぱいなのが、カンパラそしてウガンダの魅力です。ウガンダの人は親切で礼儀正しく、穏やかです。国全体に豊富な食べ物、水があることが理由のひとつではないでしょうか。
そして、ウガンダのもうひとつの魅力は美味しい食べ物です。東アフリカでは一般的なウガリ（ウガンダではポショと呼びます）やマトケ（食用バナナを蒸し焼きにしたもの）などはもちろんどこでも食べられますが、自慢はチキンとヤギの肉！チキンはまさに地鶏で味があり、道端で売っているヤギの串焼きは絶品です。果物と野菜はどれもおいしいですが、「ウガンダのパイナップルは世界一」という声多しです。
そんな魅力あふれるウガンダ旅行を有意義なものにするために、必要な日数の目安を考えることも重要です。
一般的に、ウガンダ旅行を満喫するためには、5〜８日間が目安となります。ウガンダでの移動時間も含めて、様々な観光地を回りたい方は上記で述べた日数での観光をおすすめします。
せっかくのウガンダ旅行であるため、しっかりと観光の時間を確保するためにもある程度の日数は必要になるでしょう。また、観光地を効率よく回りたい方や費用を抑えたい方はツアーで行くこともおすすめします。どこへ行きたいのか何をしたいのかをウガンダに行く前にしっかりと下調べをしておき、オリジナルの旅のプランを考えてみてくださいね。
３.ウガンダの物価と必要なお金
ウガンダの物価は日本に比べて四分の一程で、ウガンダのほうが安い状態です。
しかし、観光地の入場料には、観光客向けに外国人料金が設定されていることもありますので確認しましょう。実際にウガンダ旅行の際に必要な費用はどの程度なのか、ホテル・食事・交通機関の3つに分けてご紹介します。
【ホテル】
ウガンダのホテル代は最低で2000円前後〜泊まることができるホテルがあります。ウガンダにはリーズナブルなホテルから高級ホテルまで数多くのホテルが存在しています。日本とそれほど価格は変わらないですが、季節によってもホテルの価格は上下するため人気のホテルは早めの予約をおすすめします。せっかくのウガンダ旅行ですからいつもよりもホテルのグレードをあげて、宿泊してみても良いかもしれませんね。ホテルは立地により料金設定は様々であるため、以下の料金設定は参考までにご覧ください。
・リーズナブルなホテル：2000円～5000円前後
・高級ホテル：2万円～3万円前後
※2023年3月現在
【食事】
ウガンダ旅行の食費の目安は1日あたり約600円〜となります。
一概にこの金額という提示はできませんが、日本よりも物価ははるかに安いと言えます。あらゆる料理を楽しみたい方は少し多めに予算を見積もっておくことも良いでしょう。
・チキンの串焼き：2500シリング (約90円）
・牛肉の串焼き：1000シリング （約40円）
・瓶ビール：2500シリング (約90円)
・水500mlのペットボトル：1000シリング (約40円)
・コーラのペットボトル：2000シリング (約80円)
※2023年3月現在
【交通機関】
ウガンダの主な交通手段は「マタツ」と呼ばれる乗り合いタクシー、日本でいう「タ クシー」と同じ貸し切りで乗る「スペシャルタクシー」、そしてバイクタクシーの「ボダボダ」です。 長距離移動の際は大型バスもあります。
・マタツ：ハイエースクラスのバンに15席くらいの座席が詰め込まれています。カンパラ市内の決まったルートを巡廻しており、繁華街では1分と待たずにつかまります。
・スペシャルタクシー：いわゆる普通のタクシーです。タクシーアプリのUberも使用できます。
・ボダボダ：バイクの後ろに乗客を乗せ、時には乗客2人、小さい子だと親子で3人（運転手も合わせて計4人！）乗せることもあります。危険ですのであまり観光客向けではありません。
【支払い】
大型ショッピングモール内のレストランやスーパーではクレジットカードが利用できますが、町中のお店はカード不可がほとんどです。
日本から現地通貨への両替は困難ですので、小額紙幣の米ドルを用意し、現地の空港などで両替をするのが
３.ウガンダの観光スポット
ウガンダには魅力あふれる観光スポットに絶品グルメと見どころ満載です。ここでは、ウガンダのおすすめ観光スポット3選を紹介します。
(１)マーチソンフォールズ国立公園
ウガンダと言えばサファリ。野生動物が見られるスポットは、マーチソンフォールズ国立公園北バンク・南バンクがおすすめです。ウガンダ最大の国立公園です。ナイル川の源流のひとつに数えられるマーチソン滝の近くに広がるサバンナで、ダイナミックなサファリが堪能できます。なかでも、絶滅危惧種にリストアップされた、地球上に野生のものは700頭しかいないとされるロスチャイルドキリンをはじめ、ライオン、ジャッカル、バッファロー、インパラに似たウガンダコーブ、ゾウ、カバなどといった多くの動物に出会うことができます。ロスチャイルドキリンはマサイマラ動物保護区のマサイキリンやサンブール動物保護区のアミメキリンと並ぶ3大キリンのひとつで、足の部分が白いのが特徴。希少価値があるので、ぜひ見てみたいですね。
早起きして早朝に訪れれば、百獣の王ライオンの遭遇率が一気に高まります。南バンクには迫力満点の巨大な滝があり、運が良ければ綺麗な虹が拝めます。
(２)カダフィ・モスク
カダフィモスクはアフリカで２番目に大きなモスクです。
カンパラセントラルモスクと言われることもあるくらい、カンパラの中心にこのモスクはあります。
入場料とガイド料１５０００シリング（約７５０円）です。ここで女性にはヒジャブと腰に巻く布を貸してもらえます。一階が男性用、二階が女性用のお祈りスペースになっています。
モスク内部のタワーを登るとカンパラ市内を一望できる360°パノラマが広がっています。
(３)ナカセロ・マーケット
大自然を十分満喫した！という方には、首都カンパラ市内の散策もおすすめですよ。ナカセロ・マーケットはウガンダ最大のローカルマーケットです。広い道に小店が所狭しと並び、日中は地元の人々で賑わいます。お店にはアフリカらしいカラフルな洋服や小物、青果が売っています。高品質でレアな食材が安く手に入る有数のマーケットとして有名なので、お土産を買うのもおすすめです。
ウガンダを訪れた際には(スリに気を付けつつ)ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
名所や見どころがいっぱいあるウガンダでは、効率よくグルメも観光も楽しみたいですね！ウガンダ旅行に向けて、どのようなコースで回るのか事前にスケジュールを立ててから行くことをおすすめします。きっと、ウガンダでは一生の思い出を作ることができ、楽しい旅になるはずです。
ウガンダで素敵な思い出を！
今回は「ウガンダ旅行の観光日数や物価、スポット」等を紹介致しました。
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