パラグアイのおすすめ観光3選

南米の中心部に位置し、南米観光の中継地点として多くの観光客に親しまれている国、パラグアイ。

先住民族のグアラニ族の文化と、スペイン文化が平和的に融合しており、皆素朴でのんびりとした暮らしを営んでいます。世界遺産をはじめとして、首都アスンシオンでの観光や世界最大級の湿原パンタナールなど観光スポットも満載。

今回はそんな魅力たっぷりのパラグアイのおすすめ観光スポットを厳選して紹介していきたいと思います。

 

 

パラグアイってどんな国?

まず初めにパラグアイについてご紹介します。

・国名:パラグアイ共和国(República del Paraguay)
・首都:アスンシオン(Asunción)
・人口:約696万人(2018年)
・面積:40万6752㎢(日本の約1.1倍)
・通貨:グアラニー
・時差:日本より13時間遅れ。サマーターム(年によって異なるが大体10月上旬~3月下旬)には12時間遅れ。
・言語:公用語はスペイン語とグアラニー語。
・民族構成:白人と先住民グアラニー族の混血メスティーソ(95%)、白人(2%)、グアラニー族(2%)、その他(1%)
・宗教:カトリック(90%)、プロテスタント(6%)
・気候:パラグアイの気候は亜熱帯性。年間の平均気温は17~24.5℃となっています。
内陸にあるため、1日のなかに四季があるといわれるほど昼と夜の寒暖差が大きいことが特徴です。
またパラグアイは南半球に位置するため、日本とは季節が逆です。9~10月が春、11~3月が夏、4~5月が秋、6~8月が冬となっています。パラグアイ観光のベストシーズンは冬で、暑さが和らぎ過ごしやすく、また降水量も少ないため快適な旅を楽しむことができます。

 

 

(1)ラ・サンティシマ・トリニダ・デ・パラナとヘスス・デ・タバランゲのイエズス会布教施設群

パラグアイ、ラ・サンティシマ・トリニダー・デ・パラナとヘスース・デ・タバランゲのイエズス会伝道所群

「ラ・サンティシマ・トリニダ・デ・パラナとヘスス・デ・タバランゲのイエズス会布教施設群」は18世紀に設立された、パラグアイ南部パラナ川北岸に残るイエズス会の伝道所の遺跡。

パラグアイで唯一の世界遺産であり、パラグアイ観光に欠かせないスポットとなっています。

これらのイエズス会の伝道所の歴史は1609年に遡ります。スペイン王がパラグアイの国境地帯をイエズス会に譲渡し、パラナ川流域にイエズス会伝道団ごとに30か所のレドゥクシオン(イエズス会修道士と千寿民が共に暮らす集落)が築かれたことから、この地は発展を遂げます。

なかでも約4000人もの人々が暮らし、最も熱心に伝道に励んだといわれるパラナ川流域の伝道の中心地が「ラ・サンティシマ・トリニダ・デ・パラナ」。とても長い名前ですが、現地では「トリニダー遺跡」とコンパクトに呼ばれています。「トリニダー遺跡」のみどころはイエズス会の建築家フアン・バウティスタ・プリモーリが設計したことで知られる「ラ・サンティシマ・トリニダ聖堂」で、キリスト教の聖堂建築と先住民グアラニの装飾芸術が見事に融合した傑作となっています。

一方の「ヘスス・デ・タバランゲ」では、広場を中心に建物が建設される教化集落特有の市街地の跡を見ることができます。「トリニダー遺跡」から「ヘスス・デ・タバランゲ」までは20分ほどで移動できるので、ぜひ両方に足を運んでみてくださいね。

 

 

(2)パンタナール湿原

パラグアイ、パンタナール湿原

「パンタナール湿原」は、ブラジルを中心にパラグアイおよびボリビアにまたがる、世界最大の湿原。

南米大陸のほぼ中央に位置し、総面積はなんと15~20万㎢!これは日本の本州とほぼ同じくらいの広さだというから驚きです。

「パンタナール湿原」に行くには、ブラジル側の拠点からエコツアーに参加するのが一般的ですが、パラグアイからもアクセスすることができます。両者の違いは、ブラジル側では点在する池を中心に観光するのに対して、パラグアイ側ではパラグアイ川を中心に観光するという点。「パンタナール湿原」では雨季と乾季で水位が数メートルも変化するといわれていますが、川を中心に観光するパラグアイ側では水位の高低に関わらず、雨季も乾季も楽しめるのが魅力です。

「パンタナール湿原」には実に多くの希少な動物たちが生息しています。パラグアイ側では、パラグアイ川の支流であるナビレケ川をボートで進み、動物ウォッチングに向かうコースが人気です。パンタナールを代表するトゥユユ(ズグロハゲコウ)をはじめとして、カワセミやヤマセミ、ヤギ類、猛禽類、カピバラやワニなど多種多様な動物たちとの出会いが待っています。

夜にはライトを使ってワニやカピバラを見るナイトツアーも開催されているので、心ゆくまでパンタナールを満喫できそうです。

 

 

(3)アスンシオン

パラグアイ、政府宮殿

お次に紹介したいのはパラグアイの首都である「アスンシオン」の観光スポット。

南米のなかでは比較的控えめで落ち着いた雰囲気の「アスンシオン」には、スペイン風のコロニアル建築が多く残されており、ぶらぶらと街歩きするだけでもとても楽しい場所です。中心地区は碁盤の目のように区画が整備されているので、土地勘のない観光客でも楽に歩き回ることができるのも嬉しいポイント。

以下ではそんな「アスンシオン」で外せないスポットをいくつかご紹介しましょう。

①政府宮殿

「政府宮殿」は「アスンシオン」市内を流れるパラグアイ川近くに建つ、美しい大統領官邸。
首都「アスンシオン」を代表する観光スポットであり、どこか牧歌的な空気が漂う「アスンシオン」のなかでひときわ異彩を放つ存在です。
この美しい「政府宮殿」は、19世紀後半に当時の大統領フランシスコ・ソラノ・ロペスが、実父である先代大統領のカルロス・アントニオ・ロペスの意向を継承してつくられました。残念ながら内部は見学できませんが、パリのルーブル美術館を模倣したともいわれる新古典主義様式の建物と、正面庭園の花時計は観光客の心を魅了し続けています。

②英雄霊廟

屋台や露店が立ち並び、観光客で大変な賑わいをみせる「英雄広場」の一角にあるドーム状の建物、それが次にご紹介する「英雄霊廟」です。こちらの霊廟には、上述の2人の大統領をはじめとして、パラグアイのために奮闘した英雄たちが祀られています。常に衛兵たちに守られているものの、見学をすることができるので、ぜひ「アスンシオン」観光の際には立ち寄ってみてくださいね。

③独立の家博物館

「英雄広場」からわずか3ブロック、かつて国家独立のために数々の秘密会議が開かれた場所が、今では「独立の家博物館」として開放されています。一時はフランシスコ・ロペス大統領の邸宅としても使用されてたというこの建物は、中庭の周囲に配置された5つの部屋と広いリビングルームで構成されており、当時の暮らしぶりが伺える家具や食器、衣服、ドキュメントなどが展示されています。

 

 

パラグアイに行こう!

いかがだったでしょうか。今回はパラグアイの観光スポットのなかでも、おすすめのもの3つを厳選してご紹介しました。パラグアイにはこの他にもたくさんのみどころがありますので、ぜひ訪れてみてください。
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