カリブ海の南、ベネズエラの沖合から約60㎞のところに位置するキュラソー。
キュラソーは日本ではあまりなじみのない場所かもしれませんが、青く澄んだカリブ海はもちろん世界遺産にも登録されているカラフルで美しい街並みが人気の観光地となっています。
今回はそんなキュラソーのおすすめ観光スポットを厳選して紹介致します。ぜひ皆様の旅の参考になれば幸いです。
（１）ウィレムスタットの歴史地区
キュラソーの観光スポットといえば、まず真っ先に思い浮かぶのは世界遺産にも登録されている「ウィレムスタットの歴史地区」。
オランダ領の自治領であるキュラソーは、オランダをはじめとした様々な国や地域の文化の影響を受けており、その様子はまるでヨーロッパのようなウィレムスタットの街並みからもみてとれます。オランダ人が入植して以来建設されたウィレムスタットの多くの建物は、輸入したレンガを使用した切妻屋根のもので本国のアムステルダムを彷彿とさせます。
ウィレムスタットはセント・アナ湾を境に主に2つのエリアに分かれています。東には街の中心「プンダ」、西には“反対側”を意味する「オットロバンダ」があり、両エリアを結んでいるのが有名な「クィーン・エマ橋」です。
ウィレムスタットの観光の拠点といえる「プンダ」では、カラフルなコロニアル様式の建物と、現代的なショップの数々を一挙に楽しむことができます。またキュラソー島に現存する8つの要塞のうちの1つである「アムステルダム要塞」があるのも「プンダ」です。
一方「オットロバンダ」では、メインの商業通りである「ブリーデストラート」など狭く迷路のような路地の散策を楽しみましょう。アフリカとキュラソー島の奴隷貿易の歴史を学ぶことが出来る「クラ・フランダ博物館」や、要塞の跡地で今はカフェやブティックが立ち並ぶ「リフォート・ビレッジ」へ足をのばしてみるのもおすすめです。
さらにさらに、せっかくウィレムスタットを訪れたのなら、ぜひ満喫していただきたいのがライトアップされた夜の街並み。カラフルでかわいらしいウィレムスタットですが、夜には昼間とまったくちがうロマンティックな雰囲気を楽しむことができます。ネオンで彩られた街並みと水面に反射するぼんやりとした光…思わず息が漏れてしまう絶景です！
（２）ケネパビーチ
キュラソーといえば、やはり美しいカリブ海！
ビーチでゆったりとリゾート気分を味わいたい！という方も多いはず。
キュラソー島には15か所ほどのビーチがあるといわれていますが、そのなかでも観光客や地元の方にとても愛されているのが「ケネパビーチ」。キュラソーを訪れたら絶対に外せないスポットです。
真っ白な砂浜に太陽の下キラキラと輝く透明度の高い海、そして高く突き抜ける青空…。
みなさんが思い浮かべる理想的なビーチの姿が「ケネパビーチ」にはあります。特に海の水の透明度の高さはお墨付きで、シュノーケリングを楽しむこともできちゃいます。美しいサンゴ礁や数多くの珍しい魚たちに出会えること間違いなしです。
そのほかにも美しい海を臨みながらお酒を楽しめるバーがあるのも「ケネパビーチ」の魅力のひとつ。
海で子どものようにはしゃぐのも楽しいですが、大人な気分を味わいたい方にももってこいのスポットなんです。
シャワーも完備されているので、その後の観光にも響かないというのも嬉しいポイントですね。
（３）ハト洞窟
ビーチや街並み散策もいいけれど、せっかくならあまりできないような体験をしてみたい！そんな方におすすめなのが「ハト洞窟」。
「ハト洞窟」はなんと20万年以上前に形成されたといわれているキュラソー島で一番大きい洞窟です。空港から2分というとてもアクセスしやすい場所にあり、洞窟内部は見学しやすいように政府によって改装されています。
そんな「ハト洞窟」では普段目にすることのできない、様々な珍しいものを見ることができます。
とても希少な鼻の長いコウモリや、美しい石灰岩の層、自然が生み出した神秘的なプールなど、みどころは満載。かつて鍾乳洞のなかには先住民族が住んでいたといわれており、約1500年前に描かれたとされる壁画も残されています。また奴隷制度があった時代には、逃亡した奴隷の隠れ場所としても使われていたとか。人類の歴史とともに歩んできた洞窟だと思うと、なんとも感慨深いですね。「ハト洞窟」見学の際は、必ずガイドツアーに参加する必要があります。ガイドツアーの所要時間は大体45分くらいです。
（４）クイーンエマ橋
首都ウィレムスタットにある、オトロパンダ地区とプンダ地区を結ぶ浮き橋で、橋の周辺からはキュラソー島のかわいい街並みを見渡せます。長さ167メートル、幅9.8メートルのこの橋は、世界でも珍しい可動式の浮き橋です。ントアンナ湾に小さな船や大型クルーズ船が通過する度に、開いたり閉じたりと水平に移動します。橋が開いている時には向こう岸に渡れませんが、橋の近くから無料のフェリーが出ているのでわたることができます。
（５）クラ・フランダ博物館
キュラソー島の文化や歴史を学ぶなら、クラ・フランダ博物館がおすすめです。1999年に開館した博物館は、カリブ海最大のアフリカのコレクションを有しています。またクラ・フランダ博物館は、世界最大の奴隷に関する展示をしている博物館でもあり、多くの観光客が訪れる有名な観光スポットです。17世紀から19世紀にかけて奴隷制度を行っていた黒い歴史を持つキュラソー島。奴隷船の様子が分かる資料や奴隷船の船底が再現された展示もあり、人間として扱われなかった奴隷の悲しみが胸に迫ってきます。またアフリカのオブジェや彫像などのコレクションも素晴らしく、見応えがあります。中庭には印象的なモニュメントもあります。観光地の歴史を知るのも、旅の醍醐味のひとつですね。
（６）ドルフィンアカデミー・キュラソー
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キュラソーにある「ドルフィンアカデミー」は、これでもかと言えるくらいイルカたちと触れ合える、観光客に人気のスポット。
かわいいイルカをただ見るだけではなく、イルカたちと一緒に遊んだり、キスしたり、自然のラグーンのなかを一緒に泳いだりできるなんてとても魅力的だと思いませんか？
「ドルフィンアカデミー」にはイルカたちと触れ合える多彩なプログラムが用意されており、小さなお子様から大人まで、年齢に合わせて楽しむことができます。すごいものになると、数日間にも及ぶイルカ調教師体験コースなども用意されているというから驚きです。キュラソー観光の1日はイルカを思いっきり戯れて癒されるというのも、素敵な旅の思い出になるはずですよ。
キュラソーに行こう！
いかがだったでしょうか。今回は、数多くあるキュラソーの観光スポットのなかでも、おすすめの観光スポットつを厳選してご紹介しました。キュラソーでしか見ることのできない景色、することのできない体験を心ゆくまでお楽しみください。
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