ジンバブエに行く前に知っておきたい基本情報

アフリカ大陸の南部に位置する、豊かな自然に囲まれた国ジンバブエ。
日本人からするとあまりなじみのない国かもしれませんが、ジンバブエはアフリカ諸国のなかでも観光に力を入れている国として知られています。「ビクトリアの滝」をはじめとして、「大ジンバブエ遺跡」やサファリツアーなどがみどころの国立公園など、その魅力的な観光スポットの数々に興味をそそられる方も多いのではないでしょうか。
そこでそんなジンバブエへの旅を思う存分楽しんでいただくため、今回はジンバブエに訪れる前に知っておきたい基本情報をまとめて紹介します。

 

ジンバブエってどんな国?

ジンバブエの国旗

まずはじめに、最も基本的なジンバブエという国に関する情報を紹介します。

【国名】ジンバブエ共和国(Republic of Zimbabwe)
【首都】ハラレ(Harare)
【人口】1444万人(2018年)
【面積】約38.6万㎢(日本よりやや大きい)
【通貨】
米ドルUS$、南アフリカ・ランドRなどの外貨と新ジンバブエ・ドルZ$が流通。不安定な通貨制度が続く。
【民族構成】ショナ族、ンデベレ族が99.4%を占める。その他ヨーロッパ系やカラード(混血)が0.4%。
【宗教】キリスト教87.4%、伝統宗教1.5%、イスラーム教0.5%、その他10.6%。
【時差】日本より7時間遅れ。サマータイムの採用はなし。
【言語】公用語はショナ語、ンデベレ語、英語。
【出入国手続き】
①パスポート
パスポートの残存有効期間は入国時に6ヵ月以上、また見開き1頁以上の余白が必要。
②ビザ
空港又は国境で30日間滞在可能なビザが取得できる。シングルはUS$30で、一回の再入国が認められるダブルはUS$45。米ドルを用意しておくことが必要となる。また出国時の航空券と滞在に十分な現金の所持も必要である。ジンバブエ、ザンビアを複数回行き来することができ、ボツワナへのデイトリップも可能な有効期間30日のカザ・ユニビザの取得も、US$50で可能。
【行き方】
日本からの直行便はなく、エチオピアのアジスアベバや南アフリカのヨハネスブルグを経由するのが一般的。アジスアベバからハラレまで所要約3時間、ヨハネスブルグからビクトリア・フォールズまで所要約1時間40分。

 

ジンバブエの気候と服装について

気候と服装

次にジンバブエの気候と、快適に過ごせる服装、ベストシーズンについて紹介します。

ジンバブエは、国土の約4分の1が海抜800~1500mの高地にあるため亜熱帯性のサバナ気候となっています。11~3月が暑い雨季で降雨はこの時期に集中します。4~10月が乾季ですが、そのなかでも4~7月は冬期で8~10月になると気温が上がります。

ジンバブエの観光の拠点となる「ビクトリアの滝」では、雨季の間は水量が増えて大迫力となります。この時期に訪れると水しぶきによって全身がずぶ濡れになるうえ、水しぶきによって滝自体がよく見えず写真が撮れないこともあるのであまりおすすめはしません。「ビクトリアの滝」を訪れるなら、水量がちょうどいい4~6月か、水量は少ないが野生動物たちの姿を最も観察できる時期である9~10月がベストシーズンです。

ジンバブエでは基本的に年間を通して、半袖と薄手の羽織ものといった服装で対応できます。「ビクトリアの滝」を訪れる場合は、レインコートやサンダルなど水しぶき対策が必須です。

 

ジンバブエでの生活について

ジンバブエでの生活

ジンバブエは日本と遠く離れたところに位置する国というだけあって、その生活・文化に関しても様々な違いがあります。いざ現地に降り立ってから、その違いに戸惑うことがないように事前の情報収集が大切です。以下ではジンバブエでの一般的な生活について、知っておきたい知識をまとめました。

①チップ
ジンバブエにはチップの習慣があります。ガイドやドライバー、ホテルのポーターにはUS$1ほどのチップを渡すと喜ばれます。

②水
水道水は飲まずにミネラルウォーターを飲むようにしましょう。氷にも注意が必要です。

③電圧とプラグ
ジンバブエの電圧は220/240V、周波数は50Hzです。プラグの形状はB3型、BF型、C型と様々なので、マルチ変換プラグがあると便利です。

④交通状況
ジンバブエでは各都市間を結ぶ大型遠距離バスや小型のバスがあり、現地の人々はこれらを利用していますが、近年の経済事情の悪化から燃料供給がスムーズに行われず交通の運行に支障をきたしています。しかし「ビクトリアの滝」周辺地域や近隣国への交通は確保されてるのでその点は一安心です。
幹線道路は舗装されていますが、ウシなどの家畜が歩いているので運転にはかなりの注意を要します。

 

ジンバブエの治安について

治安とセキュリティ

海外に出向くとなると、その国の治安は誰もが気になるところ。
ジンバブエは極端に治安が悪い国というわけではありませんが、強盗や窃盗などの一般犯罪の発生率は日本の約30倍にものぼると言われており、常に警戒する必要があります。以下ではジンバブエを訪れるにあたり観光客が知っておくべき情報をまとめてお伝えいたします。

①危険レベルはジンバブエ全土でレベル1
外務省によるジンバブエの危険レベルは全土で、レベル1となっています。強盗や窃盗などに遭う危険は常に存在するので、基本的な防犯対策を怠らないようにしましょう。

②警察はあまりあてにならない
ジンバブエにおいて犯罪が減少しない理由のひとつに、警察の問題があります。警察によるパトロールの活動範囲や頻度はかなり限定的であり、また犯罪発生後現場に到着するのにも1時間ほどの時間を要するなど、ジンバブエでは正直あまり警察はあてになりません。自分の身は自分で守るという意識を持って行動するようにしましょう。

③政治情勢
ジンバブエでは2017年11月、軍による事実上のクーデターにより約40年もの間大統領のポストに就いていたムガベ氏が退任、当時の副大統領ムナンガグワ氏が大統領に就任しました。また2018年7月の選挙、2019年1月の燃料価格引き上げの際には多くのデモが発生し、政府と衝突を繰り返すといったこともあり、政治的に不安定な状況は続いています。また2017年に軍事クーデターで失脚したロバート・ムガベ前大統領の下での経済の失政が招いた10年超にわたるハイパーインフレへの対応に追われています。公共の場での政治的発言は控えることはもちろん、デモなどに巻き込まれないよう常に最新情報を確認してください。

④経済状況
ジンバブエでは2009年に自国通貨を廃止したあと、主に米ドル及び2016年に導入したみなし通貨であるポンド通貨が使われています。しかし外貨不足が慢性的に続いており、ドルと1:1の価値として導入されたポンド紙幣の価値が急落したことなどを背景に、多くの市民は米ドルを欲しています。観光客が米ドルを持っていると認識された場合、犯罪のターゲットとされてしまうことがあるので、その使用には十分気を付けてください。

 

ジンバブエの旅を楽しもう

今回は「ジンバブエに行く前に知っておきたい基本情報」と題して、せっかくの旅を楽しむためにぜひとも心に留めておいていただきたい情報を厳選して紹介致しました。皆様の旅が、一生の宝物になるような素敵なものになることをお祈りしています。Ooohでは、旅のプロがあなたのニーズを汲み取って、最適な旅行計画を提案いたします、
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