パナマで楽しみたい名物グルメ5選

北米大陸と南米大陸をつなぐ部分に位置する国、パナマ。世界的に有名な「パナマ運河」で知られていますが、世界遺産にも登録される豊かな自然や伝統工芸品など魅力にあふれた国です。
今回はそんなパナマの食文化の特色やパナマでよく使われる食材、パナマで楽しみたいグルメをご紹介。皆さまの旅のお役に立てたら嬉しいです。

 

1.パナマ食文化の特色

パナマ運河

パナマのおすすめグルメをご紹介する前に、まずはパナマ食文化の特色について触れておきましょう。

「パナマ運河」を擁するパナマは、今や中南米における物流や経済の要衝として知られています。
しかし長い間パナマは今のコロンビアと同じ国として扱われ、近隣の中南米諸国と同様にスペインの侵略によって先住民の文化が破壊されたという歴史があります。よってパナマ料理がスペイン料理の影響を強く受けていることは否定できません。そしてさらに典型的な中米料理のなかに、南米のコロンビアの影響を感じることもできます。

またパナマが一つの国として独立できたのは、運河をつくる地理的魅力と運河の利権を欲しがるアメリカの存在がかなり大きかったといわれています。アメリカの力がなければ、パナマという国は存在しなかった…そのような強い結びつきから、食文化の面でもアメリカの影響を受けているといわれています。

 

2.パナマでよく使われる食材

お次は、パナマでよく使われる食材についてご紹介します。

(1)お米(アロース)

アロース

パナマの人々の主食は「アロース」や「アロースブランコ」と呼ばれるお米。
同じくお米を主食とする日本人からすると、なじみ深く親近感が湧きますよね。しかも驚くべきことに、なんとパナマにおける1人あたりのお米の消費量は日本のざっと1.5倍なんだとか…。まさにパナマの人々の国民食といっても過言ではありません。
基本的にパナマでは水と油で炊かれることが多いお米。白米で食べることもあれば「アロースコンポジョ」と呼ばれる鶏肉の入った炊き込みご飯や、「アロースコンワンドゥ」と呼ばれる豆ごはんといった形で食べることもあります。

(2)とうもろこし

パナマのとうもろこし

とうもろこしを第一の主食とする他の中米各国より消費量は落ちますが、とうもろこしもパナマの大切な炭水化物源。
とうもろこしといえば「トルティージャ」が有名ですが、その名で指すものがパナマとそれ以外の中米各国ではまったく異なっています。日本人の多くがイメージする「トルティージャ」はとうもろこしの粉でつくられた生地を練って薄焼きにしたものだと思いますが、これはメキシコやグアテマラなどの「トルティージャ」。それに対してパナマの「トルティージャ」はとうもろこしのマッシュを小判型に成形したもので、コロンビアで「アレパ」と呼ばれるものに近いそうです。同じ名前なのに国によって指すものが違うというのはおもしろいですよね。

 

3.パナマのおすすめグルメ

お持たせしました!いよいよパナマのおすすめグルメの紹介に入ります。
食べてみたい料理はあるでしょうか。ぜひチェックしてみてくださいね。

(1)サンコーチョ(Sancocho)

サンコーチョ

お米にぴったりな、パナマの国民的チキンスープである「サンコーチョ」。
スペイン領時代に形成された料理といわれており、コロンビアでも親しまれている一品です。日本でいえばお米の隣にはいつもお味噌汁があるといった具合に、パナマでは「サンコーチョ」が食卓に並べられています。

「サンコーチョ」は鶏肉をヤムイモや玉ねぎ、とうもろこしなどと一緒に煮込み、塩コショウやニンニクで味付けしてつくられます。地域によってはバナナを入れるところもあるのだとか。
とろとろしたスープが特徴で、鶏肉に含まれるコラーゲンや野菜をおいしく摂取できる女性に人気の料理となっています。

(2)タマレス(Tamales)

タマレス

パナマ風のコーンケーキである「タマレス」。
ケーキといってもデザートとして食べられるものではありませんが、とうもろこしのほのかな甘みがくせになる一品です。

「タマレス」はとうもろこしを粉状にして練り上げたものを、鶏肉やレーズン、トマトや玉ねぎなどの野菜、にんにくなどの調味料と一緒にバナナの葉に包み、ゆでたもの。家庭によって中身は異なり、多くのバリエーションが楽しめます。

(3)ユカ・フリータ(Yuca frita)

ユカ・フリータ

続いてご紹介するのは老若男女に親しまれる「ユカ・フリータ」。

「ユカ・フリータ」は、日本でキャッサバの名で知られる「ユカ」という芋を揚げたものです。パナマではメインディッシュの付け合わせとして、お酒のおつまみとして、はたまた子どものおやつとして幅広く活躍しています。
「ユカ」は繊維質のため、ポテトフライよりも食感が軽く、外はさっくり中はほくほく。じゃがいもよりはさつまいもに近く、ほのかな甘みが口に広がります。レストランではお肉やお魚の付け合わせとして、「フレンチフライ」か「パタコネス」(後に紹介)、あるいはこの「ユカ・フリータ」が選べる場合が多いです。日本ではほとんど食べることができないものなので、ぜひパナマを訪れたら食べてみてくださいね。

(4)パタコネス(Patacones)

パタコネス

「ユカ・フリータ」と同様に、お酒のおつまみや前菜、付け合わせとして食べられることが多い「パタコネス」。
「パタコネス」は輪切りにしたバナナをつぶして平べったくし、油で揚げたものに塩をまぶした料理です。バナナは現地で「プラタノ」と呼ばれる青バナナを使うため、甘味はまったくありません。高温で二度揚げるので外はカリッと、中はバナナ本来のほくほくとしたやわらかさで一度食べたらやみつきになってしまいます。
こちらも日本国内でお目にかかることは少ないと思うので、パナマを訪れた際にはチェックしてみてください!

(5)オハルドゥレ(Hojardre)

オハルドゥレ

パナマの朝食の定番メニューとして知られるのが「オハルドゥレ」。
「オハルドゥレ」はパン生地を平べったくして伸ばして揚げた、日本でいうところの揚げパンのようなものです。砂糖をまぶして食べることもあれば、素材そのものの素朴な甘さを楽しみつつおかずと一緒に食べることも。

朝は屋台で「オハルドゥレ」が売られており、行列になるほど人気の一品のよう。朝から揚げ物なんて…と思う方も多いかもしれませんが、案外胃もたれせずに食べることができます。肉団子やソーセージとの相性がいいので、ぜひ合わせて食べてみてください。朝からパワーが湧いてきそうです!

(6)ゲイシャコーヒー

コーヒーゲイシャというのはコーヒーの品種のひとつで、エチオピアのゲシャ村で自生していた種が起源です。本来なら「ゲシャ」と呼ばれるところが「ゲイシャ」と伝わり、そのまま広まったと言われています。コーヒーもほかの野菜などと同じように、「原種」といわれる野生の品種を品種改良して「栽培種」として選抜・育種し栽培しています。 ゲイシャはその中でも、限りなく原種に近い品種といわれています。
味わいは、香水にも例えられるフローラルで華やかなアロマ、トロピカルフルーツのような甘さ、心地よい酸味などが主な特徴です。

また、パナマ共和国で行われるコーヒー品評会オークションが行われ。、日本の「サザコーヒー」がパナマゲイシャを2833万円で落札しました。驚きの値段ですが、限られた量しか収穫できずとても希少性な豆なのです。

 

パナマに行こう!

いかがだったでしょうか。今回はパナマのおすすめグルメを6つご紹介しました。様々な文化の影響を受けて今日まで発展してきた絶品グルメをぜひ味わってみてくださいね。
Ooohでは、皆様一人ひとりのご要望に合わせた旅のプラン作りのお手伝いをさせていただいております。些細なことでも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください。

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