【海外旅行】ボリビアについて詳しく知ろう

アメリカ大陸で8番目に大きな国「ボリビア」。

ボリビア一番の観光の目玉である「ウユニ塩湖」は今や“死ぬまでに一度は見たい絶景”と称されることも多く、たくさんの旅人の憧れの的となっています。その他にも7つの世界遺産や、銀やスズの採掘場「セロ・リコ鉱山」などの観光地が有名です。そこで今回は日本からボリビアへの行き方、服装、歴史や世界遺産なボリビアについて詳しくご紹介します。

 

1.どこにあるの?

南アメリカの地図

 

ボリビアは、南米大陸の西側にあります。ブラジル、ペルー、チリ、アルゼンチン、パラグアイの5カ国に囲まれており、国の面積がアメリカ大陸では8番目に、世界的には27番目に大きな国です。憲法上、ボリビアの首都はスクレですが、政府主要機関はラパスにあります。

 

2.ボリビアの歴史

かつて「アルト・ペルー」と呼ばれていた17 世紀のスペインの植民地時代、ボリビアの都市であるポトシの鉱山で銀が採掘された事で人々がポトシに集まるようになり、南米最大の人口を擁する都市でした。後に、「アルト・ペルー」は、独立しボリビアとなる事を選びますが、1879年から1884年まで続いた太平洋戦争によって、領土を大幅に失ってしまいます。

19世紀半ばになると、相次いで硝石の鉱山が発見された事が引き金になり、1879年にはチリ軍にボリビアの主要港を独占されたり、チリ、ブラジル、パラグアイとの戦争でボリビアは降伏を余儀なくされ敗北したり、戦争に負け、領土を失い続けた歴史があります。

 

3.国旗

ボリビアの国旗

Photo by Milos Hajder on Unsplash

ボリビアの国旗は3色使われています。上から赤色が独立戦争で流された血、黄色(金)が鉱物資源、緑が農産物を表しています。三色ライン上の中央の国章は、ボリビアの国土と資源であるポトシ鉱山、アルパカ、小麦が描かれています。また、楯の廻りに描かれた10個の星は、現在の9の州、太平洋戦争で失われた海岸地方のリトラル州を意味しています。

 

4.日本からの行き方と時差

夕日と飛行機

Photo by Nils Nedel on unsplash

日本からボリビアへの直通ルートはないため、行き方としては、日本→アメリカ→ボリビア(ラパス)のルートが主要です。主要時間は、大体17〜19時間程。時差は、日本がボリビアより13時間早く進んでいるので、日本が朝9時の時、ボリビアは昨日の夜8時となります。

 

5.ベストシーズン

ボリビアに旅行に行くのであれば、過ごしやすい乾季の4月〜11月がオススメです。とは言っても、ボリビアは標高が高いので、都市ラパスの年間平均気温は8度。日中と夜の寒暖差が激しいので、寒さ対策に防寒具を持っていきましょう。

また、ウユニ塩湖へ旅行に行く場合は、あたり一面鏡のように空を映し出す「天空の鏡」をみたい場合は、雨が集中する1月〜3月に行くことをオススメします。

 

6.ビザ情報

ボリビアへ入国する際、ビザの取得は不要で、入国時に30日間の滞在許可を得ることが出来ます。もし、期間を延長したい場合は、ボリビア国内の移民局で滞在で期間延長の申請を行えば、1年間(1月1日〜12月31日)のうち最大90日間まで滞在することができます。申請に費用はかかりません。

しかし、アメリカを経由してボリビア(ラパス)へ行く場合、アメリカに入国するにはESTAが必要になります。余裕を持って出発日の72時間前までには取得しておきましょう。

 

7.服装

ボリビアは昼と夜の寒暖差が激しい国です。また、標高が高いため日中は日差しがとても強く、日焼け止めは必須。ウユニ塩湖に行くのであれば、街中だとロンT1枚でも十分ですが、風がひんやりするので羽織れるものがあると安心です。ラパスやポトシなどの街並みを旅するのであれば、軽めのダウンがあるといいでしょう。

 

8.治安

ボリビアの位置する南米大陸は基本的にあまり治安が良いとはいえない地域。アメリカ雑誌『グローバル・ファイナンス』が発表した「世界で最も治安の良い国ランキング」をみてみても、ボリビアのランキングは81位となっており、やはり治安が良い地域とはいえないことがわかります。

ボリビア観光の際には、夜間の一人歩きは避ける、貴重品の管理には気を付けるなど最低限の防犯対策をしっかりと行うようにしましょう。またテロなどが発生する危険性もゼロではないので、大使館や外務省が発表している最新の情報をチェックすることを忘れずに。

 

9.人気の都市

ラパス

Photo by Yang Jing on Unsplash

旅行に一番人気の都市はラパスです。標高3,800mもの高さにあり、富士山の頂上と同じくらいの高さに位置します。ラパスの中心地には、大統領府や大聖堂、ムリージョ広場など、ボリビアを知るにはオススメの都市です。

また、ゴシック建築の建造物が多く残るボリビアの首都スクレは、街並みの美しさを保つために白い塗装が義務付けられていることもあり、ヨーロッパのような綺麗な街並みです。街の美しさと所々に垣間見るボリビア独立の歴史や生活に触れることができます。

 

10.人気の観光地

ウユニ塩湖

Photo by KAL VISUALS on Unsplash

ボリビアの人気観光地といえば「ウユニ塩湖」。ウユニ塩湖は、都市ラパスからアマゾナス航空が毎日就航している飛行機に乗って1時間程でウユニへ行き、ウユニから車で1時間程で行くことが出来ます。陸路でもラパスからウユニへ行くことが出来ますが、バスで約10〜14時間程かかってしまうので、飛行機がオススメです。

ウユニ塩湖は、約11,000平方メートルにもわたる広大な塩の大地です。その大きさは東京都とほぼ同じで、世界で最も平らな場所と言われています。雨季に降った雨が塩の大地に薄く膜を張り、空の景色を湖面に映し出す「天空の鏡」は、息を呑むほど美しく、SNSで死ぬまでにみたい景色として取り上げられるほど、人気の観光スポットです。

 

11.世界遺産

ボリビア、ティワナク遺跡

ボリビアには文化遺産が6カ所、自然遺産が1カ所、計7カ所の世界遺産があります。

(1)ポトシ市街

17世紀には、アメリカ大陸最大の都市だった「ポトシ」は、かつて世界の二大銀山と言われていました。しかし、銀山での危険な重労働で800万人が命を落とした歴史があり、1987年に世界遺産に登録されました。

 

(2)首都スクレ

憲法上ボリビアの首都である「スクレ」は、白い壁の建物が建ち並ぶ美しい街並みです。街中には、サン・フランシスコ協会やサンタ・クララ修道院、サン・ミゲール教会などが今も残っており、ボリビアの生活や歴史を肌で感じられる街です。

 

(3)ノエル・ケンプ・メルカード国立公園

カンブリア紀までの生物進化の歴史を知ることができる貴重な国立公園です。「ノエル・ケンプ・メルカード国立公園」は、海抜200メートルから750メートルの標高差があり、2700種類の植物、620種類の動植物が生息しています。

 

(4)チキトスのイエズス会伝道所群

「チキトスのイエズス会伝道所群」は、イエズス会によって建造された伝道用の集落群チキトスのイエズス会伝道施設群です。1990年に世界遺産に登録されました。過去に、様々な会派の修道士たちが新大陸の伝道活動に参加していいて、彼らが作った伝道所、伝道施設、布教村などの建造物や集落群は、ミシオネスやレドゥクシオネスと呼ばれていました。

 

(5)サマイパタの砦

1998年に世界遺産に登録された「サマイパタの砦」。要塞の遺跡には、人間やジャガー、ヘビ、レア、ピューマなどの動物や階段などが彫られており、時代を例証するものとして世界遺産に登録されました。遺跡内部は閉鎖されていますが、遺跡の周りを歩き回るだけでも十分歴史を知ることが出来ます。

 

(6)アンデスの道路網カパック・ニャン

ペルー、エクアドル、コロンビア、ボリビア、アルゼンチン、チリの6カ国で共同登録されている「アンデスの道路網カパック・ニャン」。昔、情報の伝達や、王の移動ルートとして使用されており、後に道路の総延長が3万キロ以上に拡大し、2014年に世界遺産に登録されました。世界遺産に指定される以前から「カパック・ニャン」は観光地として人気で、至る所に見られる石を敷き詰めた道が、当時の技術と労力の凄まじさを感じられます。

 

(7)ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地

500年〜900年にかけてインカ帝国の首都として反映した「ティワナク」。当時の面影がほとんど残っていないほど、風化が進んでいますが、巨神像やピラミッド神殿アカパナなどが今も残っています。東京ドーム約90個分もあるティワナク遺跡には、1万人〜5万人の人々が住んでいたと言われ、当時は遺跡から16〜17キロも離れたチチカカ湖から生活するための水を引いてきていたそうです。

 

Ooohおすすめのプライベートツアー

Ooohがこれまでに提供したボリビアのおすすめのプライベートプランをご紹介します。

 

ラパス発着 ウユニ塩湖と世界遺産ティワナク遺跡・チチカカ湖を巡る5日間

ウユニ・マチュピチュ・ナスカ 南米の神秘と絶景 8日間

ボリビアの他の旅行プランを見る

12.ボリビアの魅力を楽しもう!

ボリビアには世界遺産をはじめとする魅力的なスポットがたくさんあります。Ooohでは現地に詳しい旅のプロが、チャットを通してあなたの希望に合わせて旅行プランをご提案します。チャットは無料で利用できますので、ぜひお気軽に相談して下さいね。

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