ボリビア旅行前に知っておきたい現地の文化と習慣

ボリビアは、南米の中央部に位置する国で、アンデス山脈によって東西に分かれた多様な地形や文化を持つ魅力的な国です。首都のラパスをはじめ、南部には世界遺産の都市サンタ・クルス・デ・ラ・シエラや、ユネスコの生物圏保護区に指定されたイチロ・イチロ国立公園など、見所が豊富です。
先住民文化やスペイン植民地時代の遺産、現代的な文化が混ざり合う多様な文化を持ち、美しい民族衣装や踊り、音楽などの文化的な伝統が継承されています。また、ボリビアは世界有数のラマ・アルパカ・ビクーニャの産地でもあり、手工芸品やテキスタイル、ジュエリーなどの工芸品も充実しています。
南米の中でも観光開発が進んでいない国の一つですが、自然や文化に富んだ国であり、非日常的な体験やアドベンチャーができる場所として、ますます注目を集めています!
今回はそんなボリビアの文化と慣習について詳しく紹介します!

 

ボリビアってどんなところ?


【基本情報】

・国名 ボリビア多民族国家(The Plurinational State of Bolivia)
・首都 ラパス(憲法上の首都はスクレ)
・人口 1151万人(2019年)
・面積 110万㎢(日本の約3倍)
・通貨 ボリビア―ノ(BOB)
・民族構成 先住民41%、非先住民59%
・宗教 国民の大多数がカトリック教徒95%以上
・時差 ボリビアは日本の-13時間。(ボリビアが正午の時、日本は翌日の午前1時となります。)
・言語 スペイン語及びケチュア語、アイマラ語を中心に先住民言語36言語

【気候】

アンデス山脈沿いの高地地域(アルティプラーノ地方)は、乾燥した寒冷な気候です。標高が高いほど気温が低くなり、一年中日中の気温は20℃以下が多いです。降水量は少なく、主に夏季(11月から3月)に降水があります。山脈の南側では、夏季は涼しく乾燥しており、冬季は暖かく湿度が高くなります。
アマゾン盆地は、熱帯雨林気候です。年間降水量は多く、一年中高温で、湿気が多く蒸し暑いです。ただし、盆地の標高が高い場所では、涼しく乾燥した気候となります。
中部の谷間地帯(アンデス山脈と東の山脈の間の平野部)は、温暖で乾燥した気候です。年間降水量は少なく、主に夏季に降水があります。
ボリビア南部は、山脈に囲まれた谷間地帯が多く、乾燥した寒冷な気候です。南部山岳地帯の気候は、アルゼンチンのパタゴニア地方と似ています。

 

【ビザ】

ボリビアでは観光目的で入国する場合、30日の滞在であればビザを取得する必要はありません。また、ボリビアで滞在期間延長の手続きを行えば、1年間に最大90日滞在することができます。

【アクセス】

日本からボリビアへの直行便は運航していません。主にアメリカン航空やユナイテッド航空、デルタ航空を利用して行くのが一般的です。飛行時間は乗り継ぎ時間も含めて、約20時間程となっています。

現地の文化と習慣

 

音楽とダンス

・伝統的な楽器であるカラカス、ケーナ、チャランゴなどを用いた音楽や、アンデスの民族舞踊、カルナバルの踊りなど、様々な音楽やダンスがあります。

・先住民の多い地域では、伝統的な衣装を着用することが一般的で、女性はカラフルなスカート、ボリーロ(カーディガン)、ショールなどを着用し、男性はアグアーユ(マント)、ボンネットなどを着用します。

・アンデス地方やアマゾン地方の祭りでは、仮面舞踏会のような形式で、彩り豊かなマスクが使用されます。

・ボリビアのフォークロアは、スペイン文化やアフリカ文化、先住民文化が融合したものであり、独自の発展を遂げています。

食文化

・アンデス地方では、キヌアやポテトなどが栽培され、スープやトルティーヤ、エンパナーダなどの料理があります。アマゾン地方では、タピオカ粉で作ったパンケーキのようなものや、ピーナッツを使った料理があります。

・アンデス地方ではキヌア、ポテト、リャマ肉などが主要な食材となっています。また、アマゾン地方では、ヤシの木から作られたチチャ(発酵飲料)が飲まれることが多いです。食事の時間には家族や友人と一緒に食べることが一般的であり、共同体の大切さを象徴しています。

聖人信仰

・カトリック信仰が根付いており、聖人信仰も広く行われています。聖人の祭りでは、地元住民たちが花や果物、お酒などを捧げる儀式が行われます。

・カトリック教会が主流ですが、先住民族の宗教や信仰も根強く残っており、多様な宗教が共存しています。特に、アンデス山脈地帯では、先住民族の信仰や宗教が深く根付いており、自然崇拝や神々への信仰が一般的です。

敬老の日

ボリビアでは、毎年5月31日に「敬老の日」が設けられており、祖父母や年配の人々を尊敬する習慣があります。この日には、家族や地域の人々が集まり、食事や祈りなどを通じて、年配の人々への感謝の気持ちを表します。

 

コミュニケーション

挨拶:一般的な挨拶は、ハンドシェイクです。ボリビア人は、身振り手振りを使って表現することが多いです。会話の中で、手でジェスチャーをすることで、より明確に意思を伝えることができます。

言葉遣い:ボリビアの公用語はスペイン語ですが、先住民族の言語も使用されています。一般的に、年配の人には敬称を使うことが望ましいです。また、敬意を表すために、「usted」という丁寧な言い方を使うこともあります。

目を合わせる:ボリビアでは、相手との目を合わせることが重要視されます。目を合わせることで、相手に対する尊敬や信頼を示すことができます。

ビジネスの場:ビジネスの場では、相手との人間関係を築くことが重要視されます。初めに相手との会話を通じて、親睦を深めることが望ましいです。また、ビジネスの取引に際しては、相手との合意に至るまでに時間がかかることがあります。

 

観光スポット

ウユニ塩湖

ボリビアの南西部にある塩原です。世界で最大かつ最高の塩原で、驚くべき自然現象の一つです。雨季には、水が塩原に溜まって大きな鏡のような景色を見ることができ、乾季には広大な塩原が現れます。また、塩原の周りには山々や火山があり、美しい景色を眺めることができます。ウユニ塩湖は、写真愛好家や冒険家にとって素晴らしい場所であり、世界中から多くの観光客が訪れます。また、塩原の近くには、岩塩の洞窟や湖、温泉、古代遺跡などの観光スポットもあります。ウユニ塩湖は、美しく、不思議で、魅惑的な場所であり、一度は訪れる価値がある場所です。

ラパス


ラパスは、ボリビアの政治的・文化的な中心地であり、世界で最も高い首都の1つです。標高約3,660メートルに位置するラパスは、美しい山々に囲まれ、近代的な都市と古代文明の遺産が融合した魅力的な街です。ラパスの街を散策すると、色鮮やかな衣装を身にまとった女性たちや、伝統的な市場、カトリック教会やインカの遺跡、そして美術館や博物館などの文化施設があります。また、ラパスはアンデス山脈に位置するため、近くにはトレッキングやマウンテンバイク、ロッククライミング、ラフティングなど、アウトドアアクティビティも充実しています。さらに、ラパスのグルメシーンも充実しており、地元の伝統的な料理から、現代的なフュージョン料理まで幅広い選択肢があります。また、地元のチチャ飲料やコーヒーなど、ボリビアの食文化を体験することができます。南米旅行の中でも必見の都市の1つであり、文化や自然、アクティビティ、グルメなど、多様な魅力が詰まっています!

 

サンタ・クルス・デ・ラ・シエラ


サンタクルスは、ボリビアの都市で、東部の低地に位置しています。市内には、美しい広場や公園、博物館、美術館、カフェ、レストランなどがあり、観光客に人気のある観光スポットです。市内の中心に位置するプラサ24デセプティエンブレは、市内最大の広場で、教会や政府庁舎などの美しい建物が立ち並び、観光客に人気があります。また、市内にはアウェニダ・デ・ロス・ヒロエスという繁華街があり、様々な店やレストランが軒を連ねています。市内の南西部には、チロリト湖があります。この湖は、青く澄んだ水と美しい景色が人気で、釣りやボート遊び、水泳などのアクティビティを楽しむことができます。また、サンタクルスは周辺の自然豊かな地域への拠点としても知られており、市外には、トロピコの森、アンブローズ山、クエバス・デ・ロス・タヨスなどの自然豊かなスポットがあります。

ボリビアで素敵な思い出を作ろう!

いかがでしたか?

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