コロナ禍後、溢れる旅への情熱を胸に最初の海外旅行先に選んだのはタンザニア。
中でもメインイベントとなったセレンゲティ国立公園への2泊3日のサファリツアーをご紹介。
旅行好きの方なら1度は憧れたことがあるのではないでしょうか、まさにライオンキングの世界。
果てしなく遠く感じる地ですがその気になれば1週間あれば行けてしまうんです。
未知の世界、アフリカ
私にとって初めてのアフリカ。
期待と不安が入り混じる中、キリマンジャロ空港に降り立つとそこはやはり異世界。
中でも印象に残ったのは西日の強さ、人々がカラフルでおしゃれな民族衣装を身に纏っていること、幹線道路脇を歩いている人がたくさんいたことです。
いざサファリへ
そしてツアー当日、車に揺られること数時間、セレンゲティ国立公園の入口を通過すると少しずつ、動物たちが姿を現します。
インパラやガゼルといった草食動物の群れに始まり、遠くに特徴的なたたずまいが見えたと思ったらダチョウの登場!
と思うといきなり目の前をシマウマが通り過ぎ、はるか遠くに信じられない大きさのキリンとの遭遇、地上最大の動物アフリカゾウと次から次へとテレビや動物園で見ていた動物たちが目の前に姿を見せます。
広がる光景に感動していると車が急に停車。
無線で連絡を取り合っているツアーガイドの情報網からライオン、チーターがいるとの情報が入ります。
肉食動物たちは気づかれないようにしていることが多いのでそんな簡単には出会えません。
大の大人が双眼鏡を手に、少しの動きを察知しようと必死にひたすら周囲を見渡している姿はまるで大きな(四国と同じ大きさ)公園でかくれんぼをしているかのようです。
生きるということ
実際に行ってみて感じたことは生命の尊さと厳しさです。
捕食対象の草食動物はもちろん、ライオンキングの中でもシンバが経験していたように、生後何年か経ち群れから追い出されたライオンの雄との遭遇からも感じることができました。
彼はやせ細り、唸り声のような音を発しながら歩いています。
これは周囲に自分の存在を伝える為とのことです。
ですが見渡す限り動物は全く見当たりません。
壮大な荒野にぽつんと佇む彼の孤独を目にし、自然の厳しさを感じました。
また、動物のみならず人間からも感じることができます。
野生動物たちに出会ったエリアからそう離れていない場所に暮らしているマサイ族は牛を引いたり、大きな荷物を持ったりしながら先の見えない道を歩き続けています。
こうした原始的な光景を目にできたことは私にとって、「生きる」ということを考えさせられる貴重な経験となりました。
どこへ行ってもご飯は楽しみ!
どこへ行ってもお腹は減ります。そしてご飯はいつも私たちを幸せにしてくれます。
タンザニアで食べたご飯はご覧のような感じです。
派手さはありませんが、お世辞抜きで美味しかったです。
印象に残っているのはどこへ行ってもフルーツが美味しかったこと、そしてアボカドがフルーツとして登場することです。
Writer
Daisuke
1992年生。学生時代はサッカーに夢中になり、その後は「日本企業のサラリーマン」として社会人生活を謳歌しながら、連休や長期休暇を利用し、15カ国以上を訪問。 2022年からは駐在員としてアメリカのケンタッキー州に在住(2023年現在)。 旅に行く度に世界が身近になる一方で、景色を見て、人と出会い、情報を仕入れることで、見たい世界がさらに広がり、現在進行形でサラリーマンと旅を両立中。