こんにちは、Oooh事務局です。
今回の旅先に選んだのはデンマークの首都・コペンハーゲン。
世界的に有名なインテリアデザインやヒュッゲ(=デンマーク語で「居心地の良い空間」「幸福な時間」「くつろぎ」を意味します)にずっと魅力を感じており、ずっと行ってみたい国でした。観光地としても有名ですが、実際に歩いてみると、日常の暮らし自体を上質にする工夫がされていることが感じられる街でした。
この記事では、短い滞在の中で印象に残った場所や、実際に感じたことをまとめています。
■街を歩くだけで楽しいコペンハーゲン
空港から市内へ向かう電車はとても分かりやすく、初めてでも迷うことはありませんでした。
その電車はのちに、24時間運行していることが発覚…!なんと便利なことでしょう!
1日目はまず中心部へ。
中心部に着くと、カラフルな建物と自転車の多さがまず目に入ります。
最初に向かったのは、定番のニューハウン。
運河沿いに並ぶ建物は写真で見る以上に色鮮やかで、思わず何枚も写真を撮ってしまいました。
その後は街を特に目的もなく散策。
おしゃれなカフェや上質なインテリアショップが点在していて、歩くだけで楽しいエリアでした。
派手さはないのに、どこを切り取ってもセンスがいい。


クリスマスマーケット
12月の中旬ということもあり、夜はクリスマスマーケットが大賑わい。
デンマークのホットワイン「グロッグ (Gløgg)」やホットドッグ、クリスマスオーナメントなどが売られていました。


■デザインと「Hygge」を感じる時間
2日目はデザインミュージアム・デンマークへ。
デンマークを代表するデザイナー家具を展示したデザインミュージアムへ。
ミニマルなのにデザイン性のある家具を見ていると、「同じ空間にいるだけで満たされるようなデザインだな」と感じます。


また、デンマークでは日照時間が短いがゆえに、ライトにとてもこだわりがあるようで、街灯から室内のライトニング、レストランのテーブルキャンドルまで、どこに行っても上質な灯りを感じずにはいられませんでした。
その後はカフェへ。
キャンドルが灯された店内で、コーヒーを飲みながら、デンマークでは定番のカルダモンロールを食べ、しばらくのんびりと過ごしました。
この「暮らしの中の一部の時間」を上質にする感覚こそ、デンマークの言うHygge(ヒュッゲ)なのかもしれません。観光名所にはほぼ訪れていないのに、満たされた気持ちになるのが不思議でした。
夜の街歩き中に突如現れたチボリ公園!こんなに街の中心地にあるとは思わず、びっくり!
時間に余裕があれば、程度で考えていたので、予定外に目にすることができ、ラッキーでした。
■ ローゼンボー城|コペンハーゲンで王室の歴史に触れる
コペンハーゲン中心部から徒歩で向かったのが、ローゼンボー城(Rosenborg Slot)。
街中にありながら、門をくぐった瞬間に空気が変わるのが印象的でした。
赤レンガの建物は想像以上に重厚で、周囲の整った庭園と相まって、落ち着いた美しさがあります。
派手さはないものの、じっくり見ていると細部の装飾や建築のバランスの良さに目を奪われました。

城内では、デンマーク王室の歴史を感じられる展示が続きます。
中でも印象的だったのは、宝石や王冠が並ぶ展示室。
ガラス越しでも分かるほどの存在感があり、王室の重みと長い歴史を実感しました。
個人的に良かったのは、豪華さだけでなく「生活感」が感じられた点です。
家具や調度品が派手すぎず、どこか実用的。
デンマークらしい、質素さと上品さのバランスを感じました。
見学を終えた後は、城の外に広がるキングス・ガーデンへ。
観光と日常が自然に溶け合っているのが、この街らしいところです。

コペンハーゲンは、派手な観光地というより、「暮らしの質」を感じられる街でした。
忙しい日常から少し距離を置き、ゆっくり自分のペースで過ごしたい人におすすめです。
街もコンパクトで、2泊3日でも充実した時間が過ごせました。
次回はもっと長く滞在して、ただ暮らすように過ごしてみたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。




