中央アジアに位置する国、キルギス。国土の約40%が標高3,000mの山であり、山と緑に覆われた自然豊かな場所です。美しい山々が見られる自然公園や湖など、雄大な自然を感じられる観光スポットはもちろん、「ブラナの塔」や「バラサグン遺跡」のように歴史を感じられる観光スポットもあります。
また、遊牧文化の国であるキルギスでは、羊肉や馬肉、牛肉が好まれており、肉をメインとしたキルギス料理は旅行でぜひ堪能していただきたい美味しさです！このようにキルギスは、自然も歴史文化の両方が楽しめる観光スポットが多くある、魅力的な国です。
今回は、キルギス旅行で訪れたい博物館、美術館、世界遺産、映画ロケ地を厳選してご紹介します。ぜひこの記事を参考にキルギス滞在を楽しんでくださいね！！
１．キルギス旅行で訪れたい博物館＆美術館
（１）キルギス国立博物館（State History Museum）
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まず最初にご紹介するのは「キルギス国立博物館」です。
こちらは、1935年に設立された、キルギスの先史時代から現代史に至るまでを知ることができる博物館です。首都ビシュケクの中心にあるアラトー広場に位置しています。ソヴィエト時代を感じさせる石造りの建物ですが、2022年にリニューアルオープンしたため、館内はとても綺麗です。
こちらの博物館では、古代から交易が盛んで様々な民族が暮らしてきたキルギスの歴史について学ぶことができます。 三階〜五階が展示コーナーになっており、石器や土偶、交易品、レーニン時代の国内戦争を表す像、写真が数多く展示されています。また、各国からの贈り物の展示の中には日本の雛人形もあります！展示物にはキルギス語、ロシア語、英語の説明があるので安心です！
その他にも、遊牧民の住居である「ユルタ」や遊牧民の民族衣装、絨毯、鷹狩や馬用の道具など、キルギスの遊牧民の伝統や生活が分かる展示コーナーもあります。
日本人にとって馴染みのない国であるキルギスですが、キルギスの独立や現在に至るまでは長い歴史があります。入場料は150ソム（日本円で270円程度）という良心的な中央アジア価格で、様々な展示物と共に歴史を知ることができるため、ぜひ訪れてみてください！！
〈詳細情報〉
住所：VJH3+3GC, Chuy Ave, Bishkek, Kirghiz
電話番号：+996312626090
営業時間：火〜日曜日10時00分〜18時00分
（２）ジンバブエ国立美術館（National Gallery Of Zimbabwe）
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次にご紹介するのは「キルギス国立美術館」です。
こちらは、1935年に設立された、キルギスの芸術家の作品を中心とした美術館です。首都ビシュケクの中心部にあり、周辺にはレストランやカフェが多くあります。
こちらの美術館では、キルギスの芸術家の絵画や彫刻の芸術品だけでなく、ロシア人や西欧の芸術家たちの作品やキルギスの伝統的な絨毯など、18,000点もの様々な作品が展示されています。
ガイド付きツアーは事前予約制でロシア語、キルギス語、英語で作品の説明を聞くことができます。また、音声ガイドも理解しやすいと評価が高く、作品の背景情報や詳細な解説を聞くことができます。
入館料は100ソムとお手頃な価格ですので、キルギスの芸術文化に触れてみたい方にはオススメの場所です。
〈詳細情報〉
住所：196 Abdrakhmanov Bishkek, Kyrgyzstan
電話番号：+996312621641
営業時間：火〜日曜日11時00分〜18時00分
２．キルギス旅行で訪れたい世界遺産
（１）聖なる山スライマン＝トー（Sulaiman-Too Sacred Mountain）
最初にご紹介するのは「聖なる山スライマン＝トー」です。
こちらは、 キルギスの第二の都市、オシの近郊にある山です。2009年に世界遺産に登録されており、完全な形で残る聖なる山として認められています。
こちらの山は18世紀に預言者スレイマンが逗留したとされる伝説にちなんで命名されており、1500年にわたりシルクロードの旅人から聖山と崇められてきました。五つの峰と斜面には古代礼拝所や岩絵が描かれた洞窟、再建された二つのモスクがあります。その他には、現在も使われている17の礼拝所があり、不妊や頭痛、背中の痛みが治り、長生きできると信じられてきました。
昔からムスリムにとって重要な巡礼地であり、現在も観光客だけでなく地元のムスリムが巡礼に訪れる場所です。モスクの階段を昇ると大自然の絶景を眺めることができます。ぜひ訪れてみてください。
（２）西天山（Western Tien-Shan）
次にご紹介するのは「西天山」です。
こちらは、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスの国境沿いに位置し、世界最大の山脈の一つである天山山脈にあります。 キルギスではサリ・チェレク国立生物圏保護区、ベシュ・アラル国立自然保護区、パディシャ・アタ国立自然保護区が西天山に含まれており、2016年に世界遺産に登録されています。
広大な土地では、それぞれの地域で異なる固有種を有しており、アンズやリンゴ、ブドウ、ナシ、プラム、ピスタチオといったフルーツの発祥の地でもあります。その他にもエジプトハゲワシやユキヒョウといった絶滅危惧種が生息するなど豊かな生態系が育まれています。
こちらではフラワーウォッチングが人気です。4月末から5月の時期は一面に咲き誇るポピーの花を見ることができます。その他にも7月から8月はエーデルワイスなど野花や高山植物の鑑賞を楽しむことができます。
「中央アジアのスイス」と呼ばれるキルギスの大自然を感じられる場所です！！
３．キルギス旅行で訪れたい映画ロケ地
（１）カラコル谷（Karakol Valley）
最初にご紹介するのは「カラコル谷」です。
こちらは、ジブチとエチオピアの国境にまたがる塩湖です。ジブリ映画『ハウルの城』のモデルスポットとなっており、ソフィー、マルクル、かかしのカブが洗濯物を干しているシーンでハウルの城の後ろに広がる山々と草原はキルギスのカラコル谷がモデルとなっています。
キルギス天山山脈の標高2,445mに位置する渓谷で、登山スポットとして人気があります。また、アラコル湖というキルギスの秘境湖に向かう途中にあるため、トレッキング好きの方が夏季に訪れる場所として有名です。
雪山やどこまでも広がる草原は忘れられない絶景です。
（２）イシククル湖（Lake Issyk Kul）
次にご紹介するのは「イシククル湖」です。
イシククル湖は、首都ビシュケクから東へ180kmほど離れた場所にある山岳湖です。映画『明りを灯す人』ではイシククル湖のほとりの小さな村がロケ地となっています。
こちらは琵琶湖の約9倍もの面積がある広大な湖で、湖水の透明度が高いことから「中央アジアの真珠」という別名もついています。また、湖底には集落跡の遺跡が沈んでおり、多くの伝説がある神秘的な湖です。
イシククル湖は夜明けの絶景スポットとして人気があり、湖面に映る星空や移り変わっていく空の色の美しさは思い出に残ること間違いありません！
また、イシククルはリゾートやスパ、観光地が充実しており、リゾート地として有名です。ユルタ泊でキルギス人の生活文化を楽しむのもオススメです！！
４． キルギスで素敵な思い出を！
いかかでしたでしょうか？
今回は、キルギス旅行で訪れたい博物館、美術館、世界遺産、映画ロケ地についてご紹介しました。キルギスでは、きっと思い出に残る貴重な体験ができること間違いありません。ぜひ、この記事を参考にキルギス旅行の計画を立ててみてください。
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また、通常のツアーでは手配しづらい専用車での旅行計画にも最適です。
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