秘境・中央アジア5ヵ国のおすすめ世界遺産8選

ウズベキスタン共和国、カザフスタン共和国、キルギス共和国、タジキスタン共和国、そしてトルクメニスタンの5つの国で構成される中央アジア。
様々な征服者によって幾度も塗り替えられた歴史を持つ中央アジアには、ディープな魅力あふれる世界遺産がたくさんあります。そこで今回は「秘境・中央アジア5ヵ国のおすすめ世界遺産8選」と題し、知れば知るほど行きたくてたまらなくなる、今だからこそ行きたい魅力たっぷりの世界遺産について紹介します。

中央アジアとは?

中央アジアは、ユーラシア大陸中央の内陸地域で、それぞれ旧ソ連の構成国であったウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタンの5つの国の総称です。
この地域は、古来からシルクロードを介して文化の交流や物資の往来が盛んで、地理的に重要と考えられてきました。現在もロシア、中国、アフガニスタン、イランなどと国境を接し、欧州とアジアを結ぶ十字路としての役割を担い続けています。
「中央アジア」の5ヵ国はいずれもイスラム教国で、それぞれの国の言語が公用語となっていますが、旧ソ連の構成国であったことから、ロシア語も広く使われています。またこの地域は、エネルギー資源にも恵まれていて、そのような点からも注目されています。

ウズベキスタンの世界遺産

ウズベキスタン

ウズベキスタンは、古くからシルクロードの要衝として栄え、多様な文化の交差路でした。
8世紀以降にはイスラム化が進み、14世紀後半にはティムール帝国の中心として栄華を極めます。
イスラム文化が花開いた当時の面影を残す都市はその多くが世界遺産に登録されていて、今なおたくさんの観光客が訪れます。

(1)文化交差路サマルカンド

 

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シルクロードのほぼ中央に位置するオアシス都市であるサマルカンドは、13世紀のモンゴル軍の侵攻によって一時は廃墟と化すも、英雄ティムールの手により、見事に生まれ変わった都市として知られています。ティムールは世界のどこにも負けないような美しい都を建設しようと、優れた技術師や芸術家たちを結集。ティムールが青色を好んだことから、「サマルカンド・ブルー」のタイルで彩られた「青の都」を創り上げました。
観光スポットとしては、中央アジア最大級ともいわれるモスク「ビービー・ハーヌム・モスク」、レギスタン広場に並ぶ3つのマドラサ、そしてティムールとその一家が眠る「グーリ・アミール廟」が有名。
また夜のライトアップも見逃せません。太陽に照らされ、青く輝く街は、夜になるとまた違った美しさを放ち、幻想的な光景に思わず見惚れてしまいます。

(2)シャフリサブズの歴史地区

 

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ウズベキスタン南東部にあるシャフリサブズは、ティムールの生誕地として有名。
サマルカンドが「青の都」と呼ばれたのに対し、シャフリサブズは「緑の街」と呼ばれ、ティムール朝第二の都市として栄えました。しかし残念ながら、建造された建物の多くはブハラ・ハン国によって破壊されてしまい、現在残るのは、かつての栄光を感じさせる一部の建造物となっています。
観光スポットとしては、帝国最大の建造物といわれる「アクサライ宮殿」、ティムールの石棺や息子の廟などが人気で、多くの観光客が訪れます。サマルカンドからバスで行くことができ、また雰囲気の良いカフェやお土産物屋もたくさんあるのでぜひ足を運んでみてください。

(3)ブハラの歴史地区

 

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シルクロードの要衝として繁栄し、またイスラム教の重要な都市としての地位も担っていた都市ブハラ。
ブハラには歴史的・芸術的価値のある、非常に多くのイスラム建築が残っています。
観光スポットとして有名なのは、ブハラを訪れたら見逃すことのできない「カラーン・モスク」、珍しいデザインが特徴の「ボラハウズ・モスク」、そして中央アジア最古のイスラム建築である「イスマイール・サーマニ廟」など。多くのみどころがありますが、旧市街に集中しているので、基本的には歩いてまわることができます。
また朝日や夕日に照らされる旧市街も美しいのでおすすめです。

(4)ヒヴァのイチャン・カラ

 

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ヒヴァは、カラクム砂漠の出入口に位置し、シルクロードを旅する人々のオアシスとして繁栄した都市。
イチャン・カラは「内城」という意味で、二重の城壁で守られた旧市街を指します。
そんなヒヴァのイチャン・カラ、最大のみどころはイチャン・カラを代表する2つのミナレットである「カルタ・ミナル」と「イスラーム・ホジャ・ミナレット」。どちらもまるでマスキングテープを巻きつけたかのようなかわいらしいデザインが素敵です。
またイチャン・カラでは、ミナレットなどの観光スポットのすぐそばに現地の人々の生活の場が共存している点もみどころのひとつ。住宅街の中には、彫りを施したまな板や杖などをつくる工房やタイル工房もあるので、ぜひ足をのばしてみてくださいね。

カザフスタンの世界遺産

カザフスタン

カザフスタンは、ソ連からの独立後、石油・天然ガス・ウランなどの豊富なエネルギー資源によって急速な経済発展を遂げた、「中央アジア」で最も豊かな国。外交政策でも各国とバランスの取れた関係を維持していて、今後のさらなる発展も期待されています。
以下ではそんなカザフスタンの世界遺産について紹介します。

(1)タムガリの考古的景観にある岩絵群

 

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カザフスタン南東部のタムガリ峡谷を含むチェリ山岳地帯には、紀元前14世紀から後20世紀初頭という非常に長い間に描かれた岩絵や岩刻文字が密集しています。タムガリ山を含む約900万㎡にも及ぶ世界遺産登録範囲には、石器や金属器で彫られた岩絵がなんと5000点も残されているんです。
そのなかでも「タムガリの考古的景観にある岩絵群」最大の見どころは、芸術性の高い岩絵の数々。
ヒツジやウマなどの動物、人物像、アニミズムのほか、なかには神格化された太陽像などが描かれているものもあります。
また注意深く岩絵を観察すると、それぞれの遊牧民族の農耕や社会組織、儀式の形態などの特徴や差異もみてとることができ、非常に奥が深い遺跡となっています。

キルギスの世界遺産

キルギス

国土の90%を山岳地帯が占め、農業・牧畜業を主要産業とする自然豊かな国キルギス。
キルギス人は日本人と容貌がよく似ていて、とても親日的なことでも知られています。
以下ではそんなキルギスの世界遺産について紹介します。

(1)聖山スレイマン・トー

 

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キルギス初の世界遺産である「聖山スレイマン・トー」は、フェルガナ渓谷の景観でひときわ目立つ特徴的な形が、長年シルクロードの旅人にとって灯台の役割を果たしてきたことから、山そのものが信仰の対象とされてきました。民間信仰だけではなく、イスラム教にとっても重要な聖地でありつづけ、今もなお巡礼に訪れる人々が数多くいます。
そんな「スレイマン・トー」には、各礼拝所やモスクをつなぐ道が整備されており、だれでも自由に、簡単に歩いてまわることができます。さらに頂上からの景色は非常に美しく、キルギス第二の都市オシュを眼下に見渡すことができます。

タジキスタンの世界遺産

タジキスタン

タジキスタンはキルギスと同様に、国土の90%を山岳地帯が占める山岳国で、世界有数の大氷河のほか大小あわせて1300以上の湖があるといわれています。こうした豊かな水の恵みを生かした水力発電や、花栽培を中心とする農業、そしてアルミニウム産業にも力を注いでいる国です。以下ではそんなタジキスタンの世界遺産について紹介します。

タジキスタン国立公園

 

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タジキスタン東部の約2万5000㎢以上の土地に広がる「タジキスタン国立公園」は、パミール・ノットと呼ばれる地域の中心に位置し、ユーラシア大陸最高峰の山岳地帯と接する場所として知られています。しばしば強い地震に見舞われるため、公園内にほとんど人は暮らしておらず、人間の定住や農業の影響を受けていないありのままの大自然を満喫できるスポットとして注目を集めています。
そんな「タジキスタン国立公園」を思う存分楽しむなら、急峻な山々の動植物を見ながらの登山がおすすめ。様々な高山植物を見ることができるほか、ユキヒョウなどの絶滅危惧種に出会えるかもしれません。
その他にも世界最長の「フェドチェンコ氷河」や、見る場所や時間、天候によって色が変わる神秘的な「カラクル湖」などみどころは盛りだくさんです。

トルクメニスタンの世界遺産

トルクメニスタン

数多くの遺跡が残る国として知られるトルクメニスタン。
古来より名馬アハルテケを産出する国として知られていましたが、現在は豊富な天然ガスや石油の輸出、綿花生産などを基盤に経済成長を遂げています。以下ではそんなトルクメニスタンの世界遺産について紹介します。

国立歴史文化公園”メルヴ”

 

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トルクメニスタンのカラクム砂漠の南端にあるメルヴは、シルクロードの要衝として栄えたオアシス都市の中で最も古く、かつ最も良好な状態で残っている都市遺跡。最盛期はセルジューク朝の首都となった12世紀頃といわれていますが、一時期は様々な宗教が共存し、イスラム教、ゾロアスター教、キリスト教に関連する遺跡の他、仏塔や僧院跡などの世界最西端の仏教遺跡も現存しています。
とてつもなく広い敷地の中に、青銅器時代の都市遺跡、イスラム教の霊廟、パルティア王国時代のストゥーパ跡などが点在するため、時間をかけてゆっくり観光するのがおすすめ。遺跡の前までは車で行くことができますが、中は歩いての見学になるので暑さ対策なども忘れないようにしましょう。

中央アジアの世界遺産を巡ろう!

いかがだったでしょうか。今回は「秘境・中央アジア5ヵ国のおすすめ世界遺産8選」と題して、日本人観光客からするとあまりなじみのない観光スポットを紹介しました。少しでも皆様の旅のお役に立てれば幸いです。
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