イタリア旅行前に知っておきたい現地の文化と習慣

南ヨーロッパに位置し、地中海中央に突き出した国、イタリア。
イタリアには、ローマのような歴史ある町やベネチアのゴンドラなど、美しい観光スポットが多くあり、観光客の人気を集めています。また、パスタやスイーツなど美食の国というイメージを持つ方も多いのではないのでしょうか?

しかし、日本から遠く離れたイタリアは、文化や習慣が異なるため、現地での滞在を楽しむためには事前に知っておくべき点があります。

今回は、そんなイタリアへ旅行に行くなら知っておきたい、イタリア旅行前に知っておきたい現地の文化と習慣を紹介いたします。この記事を参考にイタリア滞在を楽しんでくださいね!!

イタリアってどんなところ?


【基本情報】

・国名:イタリア共和国(Republic of Italy

・首都:ローマ

・人口:約6,036万8千人(2021年)

・面積:30.2万㎢

・通貨:ユーロ

・時差:日本より-8時間(サマータイム期間は-7時間)。(日本が12時の時、イタリアは同日の4時(サマータイム期間は5時)となります。)

・言語:イタリア語

・民族構成:ラテン系を中心に、ケルト系、ゲルマン系、ギリシャ系などの混成民族であるイタリア人が大半を占める。

・宗教:キリスト系

【気候】

イタリアの気候は、温暖で四季がはっきりとしています。標高が高い山岳部では、1日の寒暖差が大きいという特徴があります。日本と気候が似ているため、服装は日本を目安に準備してください。イタリアでは、夏の日差しが強く、乾燥するため、日焼け対策の帽子やサングラスは必ず持参してください。冬は、寒さが厳しく、比較的雨が多くなるため、観光客が少ないことが特徴です。

【ビザ】

イタリアの入国において、日本国籍の方は観光目的で滞在期間が90日以内である場合はビザなしで入国することができます。その時、パスポートの必要残存期間が滞在日数+3カ月以上ある方に限ります。

【アクセス】

日本からイタリアへの直行便があります。その他には、アジアや中東、ヨーロッパの主要都市を経由して行くことができます。平均的な所要時間は、ローマ フィウミチーノ空港とミラノ マルペンサ空港までそれぞれ13時間程になります。

イタリアの一般的なマナー・社会習慣

1 コミュニケーション方法

イタリアの人々は、おしゃべりが大好きで、個人主義という国民性があります。

 

イタリア人は、時と場所を問わずよく喋ります。町や公共交通機関は明るいおしゃべりの声で溢れています。イタリアでは、マンションの住人や買い物でお店に入る時に挨拶をすることがマナーです。出会った時やお店に入る時は「Buon giorno(ボンジョルノ/こんにちは)」「Buonasera(ボナセーラ / こんばんは)」、出る時は「Grazie!(グラッツィエ/ありがとう)」「Arrivederci!(アリーヴェデルチ/さよなら)」と声をかけましょう。また、個人主義なイタリア人が多く、自分の意見をはっきりと言います。相手の意図を汲み取ることもしないため、分からないことやトラブルがあった時にははっきりと伝えることが大切です。

2 生活においてのルール

イタリアはチップの習慣が浸透していません。レストランやホテルの料金は、サービス料が含まれているため、チップを支払う必要がありません。タクシーでは、料金の10%が相場で、専用車では、予定にないところに立ち寄ってもらった時など、良いサービスを受けたと感じた時にチップを渡してください。

また、買い物をする際に、商品を自由に手に取ることはしないでください。イタリアでは商品を手に取る前に必ず「Posso toccare?(ポッソ トッカーレ?/手に取っていい?)」など声をかけて、店員さんの許可を得ます。

食事の場面でも注意することがあります。まず、パスタはフォークのみで食べることが一般的です。啜って食べることやお皿を手に持つこともNGです。次に、ピザは、ナイフとフォークを使って食べます。ナイフを渡されない場合は手づかみでも構いません。最後に、パンは一口サイズにちぎって食べてください。また、食べかけのパンをテーブルに直接置くこともマナー違反とされます。食事のマナーは周りを見て柔軟に対応してください!

3 交通ルール

イタリアの移動では、電車、バスの利用が一般的です。90分の制限時間内であれば一枚のチケットでメトロもバスも利用して移動することができます。チケットは乗車前に打刻機で乗車時間を打刻します。また、メトロ降車後に改札を出る際には切符を通す必要はありません。イタリアでは入口と出口が別々になっているため、回転バーを押して外に出ることができます。しかし、一度打刻した切符ではメトロに乗車することができないため注意してください。

 

イタリアでタクシーを利用する場合は、白か黄色の正規タクシーだけを利用してください。正規のタクシーは、乗り場で乗るか電話で呼び出して乗ります。無許可の白タクシーは危険ですので、絶対に乗らないでください。

イタリアの文化

1 サッカー

イタリアではサッカーが人気のスポーツです。サッカーはイタリア語で「カルチョ(Calcio)」と呼ばれています。イタリアは2006年にFIFAワールドカップで優勝、2021年にUEFA EUROで優勝しているサッカー強豪国です。また、熱狂的なサッカーファンが多く、試合では白熱した応援スタイルを見ることができます。

2 ピッツァ

ピッツァはイタリアの代表的な国民食の一つです。ピッツァは、モチモチと厚みがあるナポリ風ピッツァと、サクサクで薄めのローマ風ピッツァの2種類があります。日本でも人気なマルゲリータは、ナポリ風ピッツァの一つです。地域ごとにトッピングに特徴があり、生ハムが入っている「パルマ」やトマトやオレガノ、ニンニクのみの「マリナーラ」などがイタリアでは人気です!ぜひイタリアで本場の味を堪能してください!

イタリアの観光スポット3選

1 Venezia(ベネチア)

水の都と呼ばれているベネチアは、大小の運河が流れており、他では味わえないような美しい景色を楽しむことができます。歴史的な建造物も多くあり、ナポレオンが「世界一美しい広場」と称したサンマルコ広場が有名です。高さ98.6mの鐘楼は、エレベーターで塔の上まで昇ることができるため、美しい街並みを一望できます。広場周辺にはレストランやお土産屋さんが並んでおり、観光スポットとして人気を集めています。また、ベネチアには運河にかかる橋がいくつかあり、ゴンドラ遊覧で橋の下を通ることができます。30分コースが定番で、ゴンドラからしか見えない景色を楽しむことができます。現地では料金交渉が行われることが多いため、事前に予約しておくことをオススメします!

2 Colosseo(コロッセオ)

コロッセオは、世界遺産に登録されている古代ローマ時代の円形闘技場です。約2000年前に内戦で被害を受けたローマを復興させるために建てられました。一部崩れている部分もありますが、現在もそのまま残っています。当時のコロッセオでは、娯楽として剣闘士と猛獣の死闘が行われており、市民を熱狂させました。その他にも、イベントや公開処刑の場としても使われた歴史があります。収容人数が5万人ほどで迫力がある大きさと階によって異なる様式のアーチは見応えがあります!コロッセオに入場したい方や地下、最上階を見学したい方はチケットが必要になります。当日券もありますが、売り切れる場合もあるため、事前予約がオススメです!

3 Duomo di Mirano(ミラノ大聖堂)

ミラノ大聖堂は、世界最大級のゴシック建築です。1386年に着工し、500年の歳月をかけて完成しました。高さは108.5mあり、135本の尖塔や手仕事で作られた細工が特徴的です。重厚感がある内部の装飾も繊細で、ステンドグラスは美しく圧巻です。ミラノ大聖堂には屋上テラスがあり、階段で昇ることができますが、チケットを購入するとエレベーターで昇ることもできます。屋上テラスからはミラノの街並みを一望することができるためオススメです。ミラノ大聖堂は、ノースリーブなどの露出した服装では入場できない場合があるため、服装には注意してください。

イタリアで素敵な思い出を作ろう!

いかがでしたか?

イタリアは、美味しいグルメと美しい街並みが残る素晴らしい国です。滞在をより楽しくするためには、この国の一般的な習慣やエチケットに慣れることが重要です。この記事を参考にイタリアを存分に楽しんでくださいね!

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