【「未来教育指数」世界一位】視察先としても注目されるニュージーランドの教育とは?

皆さんはニュージーランドという国にどのようなイメージをお持ちでしょうか。
ラグビーやはちみつ、マオリ族、そして広大な牧草地にたくさんの羊が暮らしているといった牧歌的な風景を思い浮かべる方も少なくないでしょう。
実は近年そんなおおらかな国ニュージーランドは「教育」の面で世界から注目されており、教育関係者の視察先としても莫大な人気を集めています。そこで今回はニュージーランドの教育制度と視察や学校見学のポイントについて、詳しくご紹介していきます。

ニュージーランドの教育制度

黒板と文房具

まずは基本的なニュージーランドの教育制度についてご紹介します。

(1)6-2-5-3制の教育課程

ニュージーランドの教育課程は「6-2-5-3制」。
日本でいうところの「〇年生」は、ニュージーランドにおいては「Year〇」と表します。義務教育はYear11までとなっており、Year1~8の初等教育(5~12歳)とYear9~13の中等教育(13~17歳)に分けられています。ニュージーランドは日本とは異なり、義務教育課程であっても有償です。

(2)4学期制の義務教育課程

ニュージーランドでは5歳の誕生日を迎えると、個別に小学校に入学します。それぞれがバラバラの時期に入学するため、日本の入学式のような制度はありません。
学期は1月下旬~4月上旬の1学期、4月下旬~7月上旬の2学期、7月下旬~9月下旬の3学期、そして10月中旬~12月中旬の4つに分かれていて、各学期の間には2~3週間の休暇があります。

(3)義務教育の基礎科目

基礎科目は国語(英語)、算数、科学、技術、社会、美術、保健体育の7つ。
言語は基本英語ですが、公用語の一つであるマオリ語で教える学校もあるようです。教育内容は各学校の裁量が大きく、統一された教科書などはありません。

ニュージーランド教育の特徴

子どもたち

英エコノミスト誌を発行するエコノミスト・グループの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニットが作成した“The Worldwide Educating for the Future Index(世界各国の未来に向けた教育)”と題された報告書(2017年)によれば、ニュージーランドの教育制度は調査対象国35ヵ国中、見事1位に輝きました(日本は7位)。この調査は、各国の教育制度を「将来必要となるスキルを身に着けさせる教育であるか」という観点から総合的に評価したもの。
では一体なぜニュージーランドの教育制度はここまで評価されているのでしょうか。その特徴を見てみましょう。

(1)世界最先端のIT教育

ニュージーランドの教育が世界的に注目されている理由の一つが、IT教育が非常に進んでいるということ。
ニュージーランドの小・中学校を見学すると、ノートの代わりにパソコンやiPadを開いてメモをとっている小さな子どもたちの姿に驚くことでしょう。ニュージーランドの学校では生徒の宿題の配布から提出、保護者への連絡から面談に至るまですべてがデジタル化されています。
小さな頃からテクノロジーに触れ、使えるのは当たり前。それを使って自ら何を表現していくのか、創造していくのかが問われるこれからの時代に、このようなニュージーランドのIT教育は各国のお手本。ただ闇雲にテクノロジー技術に触れさせるのではなく、デジタル世界の危険性を教える授業もあるため、子どもたちのITリテラシーが非常に高いというのもニュージーランド教育の素晴らしいところです。

(2)ニュージーランド教育の根幹を支える幼児教育「テファリキ」

皆さんはニュージーランド発の幼児教育カリキュラム「テファリキ」をご存知でしょうか。
1996年にニュージーランドで導入された「テファリキ」とは、「〇歳までに~ができるように」といった日本などでよくある一般的な幼児教育とは異なり、子どもの社会的・文化的学びや様々な人々との関わりを重視したも幼児教育のあり方のこと。集団活動を強制せず、一人ひとりの子どもの意思を尊重するような側面も重要視されており、子どもたちは試行錯誤しながら「自分で考えていくプロセス」を身につけることができます。

①「テファリキ」の4原則と5要素

「テファリキ」には4原則と5要素というものがあります。各教育機関はこれらを元にして、オリジナリティを加えた教育プログラムを提供しています。

【4原則】
Enpowerment:学び、成長する力を身につけさせる
Holistic Development:学び、成長していく全体的なあり方を反映する
Family and Community:家族や地域のコミュニティなどより広い世界で学ぶ
Relationships:さまざまな人々や場所、物との関わりから学ぶ

【5要素】
Well-being:健康と幸福が守られる
Belongings:子どもと家族が所属感を得ることができる
Contribution:子ども一人ひとりの社会貢献が価値あるものとされる
Communication:さまざまな文化や言語、象徴が守られる
Exploration:さまざまなことを試したいという探求心を通じて遊ぶ

②「テファリキ」のメリット

「テファリキ」に沿ったカリキュラムを導入すると、子どもたちに、親たちにどのような良いことがあるのでしょうか。以下では「テファリキ」のメリットについてまとめました。

◎適応能力やリスクマネジメント能力が育まれる
「テファリキ」では、日々周りの人間や自然を相手に「どうやったら自分のしたいことができるようになるのか?」を常に考えながら行動するため、こういった能力が育まれやすいといわれています。

◎コミュニケーション能力が身につく
「テファリキ」では子ども同士でおもちゃの取り合いなどがあっても、先生は基本的に見守り、けがや暴力の可能性がある場合にのみ仲裁します。仲裁の際にも、どちらの子どもの味方もせずに、それぞれの子どもが感じたことを話させて、相手の気持ちを理解できるように導きます。そうすることで、自分たちで物事を解決する力や、自分の意思を伝え、相手の意思を汲み取るコミュニケーション能力が身につくとされています。

◎「ラーニングストーリー」で親もサポート
「テファリキ」では「ラーニングストーリー」と呼ばれる連絡帳のようなものを活用しています。連絡帳との違いは、ポジティブな内容のみ書かれること、その日の子どもの写真がついていること、親と担任の先生はもちろん親の友人や担任以外の先生など子どもに関わっている人なら誰でもコメントを書けるということ。複数の立場から子どもの成長を記録することで、子どもの長所や性格をよりよく理解することに繋がります。またどんなことでもポジティブに捉えていくことで親自身が子育てに自信を持つようになり、それが子どもにも良い影響を及ぼすといわれています。

教育視察や学校見学のポイント

学校

このように世界最先端のIT教育や“個性をの伸ばす”幼児教育カリキュラムを導入したニュージーランドは、今まさに世界から最も注目されている国のひとつ。ニュージーランドの教育を実際に現地で体感したいと、視察や学校見学に訪れる教育関係者なども増えています。
そこで次にニュージーランドなど海外に視察に訪れる際に気を付けたいポイントをお伝えします。

(1)視察の目的は具体的かつ明確に

せっかくの視察や学校見学を有意義なものにしたい!そのために一番重要なことは目的の具体化と明確化です。例えば「ニュージーランドの幼児教育を視察」するのであれば、「日本の教育現場で問題となっている〇〇についての解決の糸口を探す」などより細かく目標設定をしてみましょう。

(2)訪問先のリサーチは綿密に

視察の目的を明確にしたあとは、訪問先のリサーチを徹底的に行いましょう。実際に現地で視察できるのは限られた時間のみ、その時間をいかに有効に使えるかどうかは事前の下調べにかかっています。
その際には、訪れる国の習慣やマナー、訪問先の所在地や交通状況も忘れずに調べておきましょう。

(3)余裕をもったスケジュール

慣れない土地では思いがけないトラブルに巻き込まれることもしばしば。交通状況も日本とは異なり、渋滞に巻き込まれたり、バスや電車が来なかったりということもよくあります。複数の訪問先がある場合は特に余裕をもったスケジュールを組むように心がけましょう。

(4)宿泊先の確認も忘れずに

基本的なことですが、宿泊先選びは大切。ホテルから訪問先へのアクセスはどうか、チェックイン・アウトの時間は大丈夫か、など事前にしっかりと調べましょう。

 

まとめ

今回は、今世界各国で注目されているニュージーランドの教育についてご紹介しました。
子どもたちの個性を大切にし、未来で必要となる力を育んでいく画期的な教育に興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。
しかし残念ながら現在は新型コロナウイルスの蔓延により、実際に現地に足を運んでの視察や学校見学は難しい状況となっています。
そこでTravel Meetでは、現地のプロがあなたのニーズを汲み取って、最適な視察計画の下でオンラインによる視察の代行を行っています。視察がより有意義なものとなるよう、精一杯お手伝いさせていただきますので、ぜひ気軽にご相談ください。

 

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