米国CDC、ワクチン接種で旅行容認 欧州や客船会社も要件化 格差に懸念

Ooohが日々収集している海外旅行に関する情報(観光スポットやグルメ、渡航情報、治安情報など)の中から、気になる情報をピックアップしてお届けします。

今回ピックアップするのは、「アメリカの米疾病対策センター(CDC)のワクチン接種後の旅行方針」についてのニュースご紹介します。

​米国内旅行で出発前後のウイルス検査を不要とする指針

今回の報道では、米疾病対策センター(CDC)は4月2日に新型コロナウイルスワクチンの接種を完了すれば感染の可能性が低いとして、米国内旅行で出発前後のウイルス検査を不要とする指針を示しています。また、到着後の自己隔離も義務づけず、マスクなしでの屋内会合から要件を引き下げた格好となり、観光産業では旅行需要回復への期待が高まっています。

​世界観光機関(UNWTO)は、国際観光客数が7月以降に回復基調に転じると予測

また、同様に旅行をする際のワクチン接種を義務づける動きは他国でも見られます。

例えば、イスラエルは証明書の保有者を対象にレストランや会議場などへのアクセスを許可する方針。ギリシャは接種した外国人観光客に検疫隔離なしの入国を認める計画を予定しています。一方で、欧州委員会(EC)はワクチン接種を含むデジタルグリーン証明書の導入を検討する傍ら、ワクチンが移動の前提条件になるものではないとし、格差を排除しようとしているなど動きにばらつきは出ています。

これらの動きを受けて、世界観光機関(UNWTO)は各国でワクチン接種が進む状況を鑑みて、国際観光客数が7月以降に回復基調に転じると予測しており、日本からの海外旅行や受け入れに関しても動向が注目されています。

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