メキシコの南にある中米に位置する国のグアテマラ。
世界文化遺産に登録されているマヤ文明の遺跡が多く残されており、マヤ文明を深く知り、触れることができます。また、自然豊かであり、観光するにも過ごしやすい気候であるため多くの観光客が訪れている人気の国です。そんな魅力に溢れたグアテマラ旅行に向けて、現地通貨のケツァルへの両替方法について気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は日本円からケツァルの両替をお得に行う方法を紹介します！
最新の新型コロナウィルスによるグアテマラへの渡航制限状況
グアテマラってどんなところ？
【基本情報】
・国名 グアテマラ共和国（Republic of Guatemala）
・首都 グアテマラシティ―
・人口 約1711万人（2021年）
・面積 108889㎢（北海道と四国を合わせた広さよりやや大きい）
・通貨 ケツァル（GTQ）
・民族構成 マヤ系先住民46％、メスティソ（欧州系と先住民の混血）・欧州系30％、その他24％
・宗教 カトリック、プロテスタント等（信教の自由を憲法上保障）
・時差 グアテマラは日本より－15時間。（グアテマラが正午の時、日本は翌日の午前3時となります。）
・言語 公用語はスペイン語。その他に22のマヤ系言語。
【気候】
グアテマラの気候は乾季と雨季に分けることができます。乾季は11～4月で、雨季は5～10月となります。雨季は日本のように1日中雨が降り続くのではなく、日に数回、スコールようにまとまった雨が降ります。また、ハリケーンも発生しやすいため注意が必要です。雨季は現地で冬にあたるため、雨が降ると肌寒く感じるため1枚羽織れるものを持っていくと良いでしょう。そして、内陸の標高1500～2000mの高原地帯は、年間を通じて温暖な気候で過ごしやすいです。対して、熱帯低地地帯は年間を通じてかなり暑い日が続くため暑さ対策は欠かせません。観光のベストシーズンは、12～4月の乾季にあたる時期になります。昼と朝晩の寒暖差があることもありますので、注意しましょう。
【ビザ】
グアテマラへの入国において、入国目的が90日以内の短期滞在の場合はビザの取得は不要になります。
【アクセス】
日本からグアテマラまでは直行便は運航していません。アメリカのダラスやヒューストン、ロサンゼルスなどを経由して向かうのが一般的な行き方になります。所要時間は合計約19～26時間で行くことができます。
ケツァルについて
まずは、ケツァルの基本について紹介します。
グアテマラの通貨は「ケツァル」であり、通貨の表記は「Q」または「GTQ」と表記されます。補助通貨はケツァルの1/100のセンタボであり、ケツァルには日本のように紙幣と硬貨があります。紙幣は8種類あり、硬貨は6種類あります。紙幣と硬貨の種類は以下の通りです。
【紙幣（全8種類）】：50センタボ、1ケツァル、5ケツァル、10ケツァル、20ケツァル、50ケツァル、
100ケツァル、200ケツァル
【硬貨（全6種類）】：1センタボ、5センタボ、10センタボ、25センタボ、50センタボ、1ケツァル
最高額の200ケツァル紙幣も現地では普通に広く流通していますが、小さな商店ではお釣りの準備が不十分である場合があるため、小額紙幣の用意をしておくと便利です。また、一般的に米ドルがそのまま使用できるところが多いため、日本円への両替は少額で良さそうです。そして、現地では日本円から米ドルや現地通貨への両替はできません。
そして、現地の通貨としてケツァルはありますが、ホテル、レストラン、お土産屋などではクレジットカードが使用可能なようです。しかし、グアテマラ旅行ではカードが使えないこともあり、現地通貨であるケツァルが必要になることもあります。現地の通貨は両替しておくことで、どんな場所でも支払いがスムーズに行えるため最低限は持っておくべきです。そして、その際に慣れない通貨の使用から支払いに戸惑ってしまうこともあると思います。買い物の際には、金額の見間違えやお釣りの確認などに気をつけ、落ち着いてお金のやり取りをするように心掛けましょう。
為替レートは日々変動しますが、2023年3月12日現在のレートは、1ケツァル＝17.38円となっています。100ケツァル＝約1740円となります。その時々でレートは変動しますが、これを参考に旅行時の両替の際にどのぐらい両替する必要があるのかを考えると良いでしょう。また、グアテマラ旅行を満喫し、買い物を終えた後、ケツァルが余ってしまったという人もいるかもしれません。しかし、再両替することは難しく、できてもレートが悪くなってしまうためおすすめはできません。そのため、両替した分は現地での観光やお土産を買うなどして使い切るようにしましょう。珍しい通貨であるため、グアテマラ旅行の記念にするのも良いと思います！
お得な両替方法
【どこで両替できる？】
まず、日本国内で日本円から米ドルへ両替しておきましょう。日本ではケツァルへの直接両替はできないうえに、現地においても日本円を米ドルへ両替することはできないため、日本から米ドルを現地に持っていくようにします。原則的に現地において、米ドルから現地通貨に両替するのが基本となるため、米ドルを必ず持っていくようにしましょう。その時、日本では小額のドル紙幣に両替して持っていくと便利です。
日本での米ドルへの両替は両替店舗も多く、比較的レートも良いと言われています。日本で米ドルへ両替しておくことで、現地でケツァルへ両替する時にスムーズに両替することができます。そのため、一般的には日本国内で事前に日本円から米ドルに両替し、現地で米ドルからケツァルに両替する方法が推奨されています。2回両替の手順を踏まなくてはなりませんが、上記で述べた方法がおすすめの方法になります。
したがって、日本円で米ドルを入手し、米ドルを介してケツァルへの両替が基本となるでしょう。日本円から米ドルへの両替は基本的に銀行や空港、外貨宅配サービスなどあらゆるところで行うことができます。その時々でレートは変動しますが、どこが最も良いレートで両替可能か比較しながら入手すると良いでしょう。ちなみに、外貨宅配サービスは銀行や空港に比べて、お得なレートで入手することができます。
◎日本国内で米ドルに変換⇒米ドルからケツァルの両替
・現地の空港
・現地の銀行
・街の両替所
・ホテル
それぞれ両替する場所によってレートが変化するため、事前にしっかりと各レートを把握しておくようにしましょう。空港での両替は、グアテマラに到着してすぐに両替することができるため、ケツァルにすぐ両替することができます。そして、一概には言えませんが、両替所は銀行や空港に比べてレートが良いです。銀行は時間帯によってはかなり待たされることもあり、両替所は両替のために探す手間があるため、時間に余裕のある方は良いかもしれません。しかし、なかには怪しい両替所もあるため、両替詐欺やぼったくりなどのトラブルも起きかねません。
そして、グアテマラのレストランやホテル、お土産店などではクレジットカード決済が利用できるところも増えているようです。クレジットカード利用のメリットとデメリットを以下にあげておきます。
◎メリット
・多額の現金を持ち歩く必要がない。
・手数料が安い。
・近場のATMで、すぐに現地通貨を引き出すことができる。
×デメリット
・クレジットカードの使用が必ずしもできるとは限らない。
クレジットカードの使用は両替に比べて、とにかく手数料が安いことが最も大きいでしょう。また、クレジットカードのキャッシングサービスを利用することによって、現金での両替が必要ないため非常に便利です。そして、海外は日本に比べてスリやひったくりなどの犯罪も多いため、多額の現金を持ち歩くことも危険です。そのため、ケツァルへの両替は必要最低限にとどめておき、クレジットカードと併用しながら利用すると良いかもしれません。
【1番お得な方法は？】
最もお得な方法は、レートの面では「日本で米ドルを入手⇒米ドルを介して現地の両替所での両替」になります！
基本的に日本国内で米ドルを入手し、現地でケツァルへの両替を行うと良いでしょう。その際には、グアテマラではどこで両替出来るのかを事前にしっかりとチェックしてから向かうことが大切です。現地に到着してから両替をスムーズに済ませ、1秒でも長くグアテマラ旅行を満喫できるようにしましょう。また、ケツァルが余ってしまった場合、再両替は困難になります。そのため、両替は必要最小限にとどめ、上記で述べたように米ドルの使用やクレジットカード決済、クレジットカードのキャッシングサービスなどと併用して利用するのがおすすめです。
グアテマラで素敵な思い出を作ろう！
いかがでしたか?
日本円からケツァルへの両替についてのお得な方法を紹介してきました。グアテマラには観光スポットが沢山あるので、これを機にぜひグアテマラ旅行の計画を立ててみてください。
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